転職にも有利!情報セキュリティ関係のオススメ資格は?

2020年10月16日

セキュリティ関係の人材が不足していると言われている今日において、情報セキュリティの資格を持っているとそれだけでも転職に優位に働くことが多く、思いもよらない企業から内定を頂けるといった事もあります。

筆者自身、資格のおかげで日本でも有数のトップクラスの企業に内定を頂けた経験があるので今回はオススメの資格と転職に活かすための方法をまとめて紹介しようと思います。

具体的にオススメな資格とは?

情報セキュリティ関係の資格と一口に言っても、その数は国内国外を通して数十、数百と言った数がありどれを取得するのが良いのかわからないこともザラだと思います。

特にIT未経験の方に色んな資格を提示したところで、余計に混乱を招く結果になってしまうともいえるのではないでしょうか。

ここではそうならないためにも、ターゲットやジャンルを加味したうえで3つくらいに絞って紹介しようと思います。

初心者には情報セキュリティマネジメント試験がおすすめ

出典:https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/

情報セキュリティマネジメント試験IPAによって実施されている国家試験でマネジメント寄りの資格になります。

マネジメントと言うと難しいように感じられるかもしれませんが、難易度的には大学生~社内のネットワーク・セキュリティ部門担当向けになっており初学者からでも十分に合格が狙える資格になっています。

資格の名前からもわかる通り、技術的な事よりは管理や法務に関係する資格でもあるのでプログラミングやネットワークの設定をゴリゴリに学習しないといけない技術者系の試験より敷居が低い事も魅力的です。

国家資格と言うこともあり求人もそれなりにあり、嬉しいことに年2回受験できる点も大きな魅力ですね!

高収入を狙うなら情報処理安全確保支援士を

引用:https://www.ipa.go.jp/siensi/

より高い収入を狙うなら情報処理安全確保支援士も視野に入れてみると良いかもしれません。

支援士は情報系初の士業と呼ばれ注目が集まっている資格で、登録者向けの講習会や業務もいくつか存在しています。

セキュリティに関する最新の技術や状況を学べる資格は他になく、定期的に知識をインプットできるのは非常に大きな魅力です。

難易度的にはかなり高いですが、しっかりと対策を立てれば筆者の様に未経験からの合格も不可能ではありません。

技術者系ならシスコもオススメ!

上記の二つは国家資格であり、技術はさながらどちらかと言うとマネジメントやストラテジと絡めることが多く、エンジニア向けとは言い難いようにも思えます。

技術力を証明するもしくは向上させたいから、その方面の資格が欲しい!と言う方もいらっしゃることと思います。

そこでおすすめできるのが民間資格の一つであるシスコ技術者認定と呼ばれるものです。

シスコ技術者認定は国家資格ではなく国際資格となっています。

その為世界的にも広く認められている資格であり、エンジニアの方は会社から取るように指示されることも多いかなと思います。

難易度は以下の様に分かれており、段階的に取っていくのが良いでしょう。

難易度 資格 概要
Cyber Ops Associate サイバーセキュリティの基本原則や基礎知識、中心的なスキルについて学べます
CCNP Security ルータやスイッチ、ファイアウォールと言った具体的な機器やサポート、トラブルシューティングを担当するにあたって必要な知識を学べます。
CCIE Security システムを分析し、脅威や脆弱性を診断したり大規模ネットワークの構築や設計を行うために必要なスキルを学べます。

ここで紹介した以外にもいくつかセキュリティ関係の資格は存在していますが、本格的にセキュリティエンジニアや社内SE等のセキュリティ関連事業に携わらない限りはあまり知らなくても良いかなと思います。

これ以外のセキュリティ関連資格について知りたい方は、しかくのいろはと言ったサイトで海外資格も含め紹介しているので参照してみてください。

転職で活かすためのコツ!

資格を取得できたとしても、それだけで良い所から内定が得られるとは限りません。

むしろ行動することで視野が広がるのでそのあたりも見てみましょう。

資格取得後に転職に活かすためのコツなどを紹介していきます。

転職エージェントへの登録は必須

転職活動をするにあたって、最近ではSNSを用いたソー活や直接企業のホームページから応募する方法も確かにあります。

しかし、ある程度行きたい会社が決まっていて狙い撃ちするなら有効ですが、あまり業界を知らなくてそもそもどんな企業があるかと言った知識がない場合は中々就職が決まらない可能性もあります。

そういった場合は転職エージェントへの登録もしておくべきです。

特に資格を持っているとそのアピール方法などもエージェントの方は丁寧に教えてくれるので、良い事づくめですよ!

敢えて軸をずらすのもアリ

筆者の場合はあえて軸をずらし、IT企業ではなくメーカー企業(非ソフトウェア)で就職を行いました。

理由としていくつか挙げられますが、一番は最もライバルが少なく、内定にこぎつけるまでの労力が少ないと判断したためです。

IT資格を持ってIT企業へ行くとなると、どんなにすごい資格を持っていても、同じく転職活動をしているライバルも似たような資格を持っていたり、それ以上のバックグラウンドやポートフォリオを持っている可能性が高いです。

ご自身もそれなりの物を持っている場合は戦えるかもしれませんが、未経験で頑張って資格を取ってみたものの・・・と言う方の場合なかなか勝つのは難しいでしょう。

一方で非IT企業でもIT系の知識を欲している部署は多く、特に社内SE等は残業も少なくホワイトな部署であることも多いです。

そのポジションに応募してくる方にゴリゴリの技術者は意外と少なく、資格だけ持っているという状況でも優位に戦える可能性は非常に高いです。

有名企業でも意外と社内SE等は空いていることが多くねらい目ですよ!

情報セキュリティ関係のおすすめ資格まとめ

情報セキュリティ関係の資格は沢山ありますが、特に上記で述べた情報セキュリティマネジメント試験や情報処理安全確保支援士、シスコ等は有名で就職にも強く、実際に得られる知識や技術もそのまま実務に活かせる可能性が高い資格です。

決して合格が簡単とは言えませんが、得られるものも多いので是非チャレンジしてみてください!