状況別にみる退職理由とベストな答え方

ラク
ラク
今の会社辞めようと思うんだけどどんな理由だと納得してもらえるんだろう
カズ
カズ
どうせなら納得してもらえるような理由の方がいいよね

こんにちは、TSです。

会社を辞める際、少なからず理由があり退職するものだと筆者は思っています。

そして退職する場合も転職活動で面接を受ける場合も十中八九その理由は聞かれます。

ここで理由を言う際、その理由が筋が通らないものだと不信感が生まれ、将来にも悪影響を及ぼします。何故ならその理由こそが、その人の"人となり"になるからに他なりません。

未経験な事にチャレンジしたい、もっとキャリアアップしたいと言ったポジティブな思いを持っている人も勿論多い事でしょう。

しかし中には、仕事があまりにも辛かったから、嫌いな上司がいたから、鬱になってしまったからと言ったネガティブな事情を持った方がいらっしゃるのも事実です。

ネガティブな理由を言ってしまうと一気に心証が悪くなり今後に響くことがあるので、言いたい本音は可能な限り控えて、ポジティブな意見を主軸に言うのが望ましいです。

ここではどう聞かれたらどうこたえるのがベストか、退職する場合と転職する場合に分けて紹介していきます。

会社を辞める時の退職理由

まずは今から会社を辞める!という方に向けて見て行きましょう。

辞める会社でも納得してもらう必要がある理由

どうせ辞めるなら今までの鬱憤を晴らしてボロクソ言いたい!という方も多いのではないでしょうか。長年我慢を重ね、今まで溜めてきたストレスを解消したいというお気持ちは非常に分かります。

しかし、ここで本音をぶちまけて悪印象を植え付けてしまうと後から思わぬところで足元をすくわれてしまうことがあります。

今後に響く可能性がある

意外と世界は狭いもので、転職先ともともと居た会社が取引関係のある会社だった、そこの社員と元居た会社の社員が繋がりがあったなんてことは大いに考えられます。

特に同じ県内での転職の際はその傾向が強く、前の会社でのそういった側面が何らかの形で次行く会社の人たちに伝わると転職後も居づらい思いをしてしまいます。

また、中には前の会社で恨みを買ってしまい、転職先の会社に直接電話やメールで「あいつは仕事ができない奴だ」「前の会社でも全く使えなかった」等の嫌がらせをされた、という方も知っています。

折角新しい気持ちでスタートしようとしていた矢先にこのような事を言われてしまったのでは心も荒み決して気持ちよく働くことはできませんよね。

円満退社につながる

理由をしっかり言って納得してもらうことは円満退社につながります。

筆者も3年間お世話になった会社を辞める際、理由を言って納得してもらい無事円満に退社することが出来ました。

その際今後も応援する、何かあったら連絡をくれと言った暖かい言葉を貰い改めて「絶対に成功して見せる!」と固く誓ったのを今でも覚えています。

円満退社は良い事尽くめなので、どんなに嫌な思い出が多い職場でも可能な限り後腐れなく辞められるように行動しましょう。

オススメの退職理由

肝心な退職理由ですが、以下のような理由で退職を考えている方はそのまま伝えてしまって問題ありません。

やむを得ない事情

やむを得ない事情とは本人さえもどう頑張っても変えられる事情じゃない場合です。具体的には以下のような理由が考えられますね。

  • 病気の関係で仕事を続けられない
  • 実家の家業を継ぐことになった
  • 結婚することになった
  • 配偶者の転職や転勤で住む場所が変わる

これらは本人の意思で同行できるものではなく、上司や会社も納得せざるを得ない状況です。

もし会社を辞めたくなくてこれらの仕方ない理由があるのであればそれも含めて相談してみるのが良いでしょう。

場合によっては長期休暇を認めてもらえる、移住先に支社があったらそちらに移籍させてもらえるなどの措置を取ってもらえることもあります。

例文

どう言って良いかわからない時の例文です。参考程度にしていただけると嬉しく思います。

・実はこの前の健康診断で〇〇が発見され入院することになりました。退院の目途は経っておらず、このままでは会社に迷惑をかけてしまう可能性があります。治療に専念したく思うので退職を考えています。

・家族が高齢になってしまい、家業として行っていた旅館を継続することが不可能になってしまいました。長年続いた旅館を畳んでしまうのは心苦しく思い、私が家業を継ぐことにいたしました。長年お世話になった会社を退職するのも非常に迷いましたが退職させていただきたく思います。

・実はこの度結婚することになりました。家庭を守ることに専念したく思うので退職させていただけないでしょうか。

・妻(夫)が転職することになりまして、県から離れることになりました。大変悩みましたが、家族としてついていくことを決断いたしました。ご迷惑をおかけしますが、退職させて頂きたく思います。

などです。相手に対して迷惑をかけてしまうことをしっかりと謝罪したうえで自分が決断した旨を伝えましょう。

また、特に結婚や病気関係に関しては引き合いに持ち出せば納得してもらえそうですが嘘は絶対にNGです。どこでバレるかもわかりませんし、ばれた後が厄介なことになるので。

前向きな退職理由

前向きな退職理由の場合はそのまま言ってしまって良いでしょう。

筆者の場合はずっと経理をやっており、前々からITやWebに関する仕事をしたいと思っておりそのまま伝えました。

前向きな場合はその後も応援して貰ったり、何らかの形でまた関わり助けてもらったりする場合があるので今後お世話になった会社に関われそうな理由を言ってもGOODです。

例文

以下の始めの例文は実際に筆者が退職の相談をしに行ったときに言った言葉です。具体的ではありますがその辺は応用を聞かせて自分の言葉に合わせてくださいw

・私は経理として3年間働かせていただいておりましたが、その中で使っているツールやシステムを見ていくうちにそれらに興味を持ち始め、使う側ではなく作る側の立場になってみたいと考えるようになりました。そのために色んな資格を取ったり実際にプログラミングを始めてみたりしましたが、勉強だけでは足りず、実際にそれらを作る現場に身を置いて技術を磨く必要があると考えるようになりました。数年間の恩を返せないのは申し訳ないのですが、新たな環境に身を置くためにも退職させていただけないでしょうか。

・改めまして、将来の事を考えてみた所さらに業務に関する知識を深めたく思い、新たな環境で能力を高めていきたいと思いました。誠に勝手ではありますが、〇月〇日をもって退職させていただきたく思います。

こんな退職理由はNG

以下のような理由で退職を考えている場合はストレートに言ってしまうと相手に悪印象を与えてしまうこともあります。

そこはオブラートに包んで出来るだけポジティブな言い方になるように工夫することが大切です。

待遇面で不満があった場合

特に20代後半を過ぎたあたりからは企業によって給与やボーナスに大きな差が生じてきます。

仲間内で話をしていても自分の給料が少なく焦りから転職を決め込む方はいらっしゃいます。

しかし、待遇の面でそのまま不満があるから転職したい!と職場に言った場合、特に人手不足の場所では「なら条件をよくするから残ってくれないか」と打診され、残ったはいいけど給与は上がらなかった・・・なんてことにつながります。

給料やボーナスと言った待遇面での話を直接持ち込むのではなく、キャリアアップしたいなどと言った理由を言うと良いでしょう。

人間関係でトラブルがあった場合

どの会社でも性格が悪い人、相性が悪い人は必ず一人はいます。

今まで散々嫌がらせをされてきた腹いせに、辞める際に「あいつが居なければ辞めていなかった!」「あの人の○○なところが大嫌いだった!」と声を大にして不満をぶちまけたい気持ちは分かります。

しかしそれを言ったところで現状は変わりません。これも理由として言うのはあまり好ましくないので伏せるようにしましょう。

休日や残業など時間の面で不満があった場合

給料や人間関係は良くても休日出勤が多かったり残業の関係で退職を余儀なくされる事もあります。

もっと遊びたいから、自分の時間が欲しいからと言ってしまうと自分勝手なやつと思われてしまい良い印象は持たれないので極力言わない方が良いですが、働きすぎて体を壊した、鬱になってしまったと言った深刻な場合は退職の前に一度上司や人事部に相談をしてみると良いでしょう。

その際診断書などがあると尚の事良いです。

仕事内容に不満があった場合

そもそもやりたい仕事ではなかった、今の仕事に不満しかない。そういった理由で職を変えようと思う方もいらっしゃるかもしれません。

仕事が不満で辞める場合は今の職が嫌というより、上記で述べたように他の仕事でどうしてもやりたいことがあると言った前向きな意見を言うのが最も良い手法です。

どうしても言いたくない時は一身上の都合で通す

どうしても退職する理由を言いたくない場合は「一身上の都合で」で通すしかありません。

上司としても部下の退職理由は聞きたいものですし、なかなか引き下がってくれないこともありますが、普段から辛そうにしていた、嫌がらせを受けていた、仕事の愚痴を言っていたのなら察してくれることもあるかもしれません。

それでも引き下がらない場合は上記のように出来るだけポジティブに言えるように心がけましょう。

カズ
カズ
プラスな理由で辞める方がいいってことだね!

転職活動での面接時の退職理由

次に転職活動での面接時に退職理由を聞かれた場合です。

筆者の場合は仕事を辞めずに転職活動をしたことがありますが、その際も「何故現職を辞めてうちに来たいの?」と辞める理由を聞かれたことがありました。

前職の退職理由をなぜわざわざ聞くのか、かつて勤めていた会社の人事の方に質問したら以下のように教えて頂きました。

面接で退職理由を聞かれる理由

主な理由は以下の3点でした。

採用してもすぐに辞めないか不安なため

会社を一度辞めたことがある人はどうしても、「折角採用してもまた辞めるのではないか」と言った懸念があるそうで、その人の辞めた理由を分析し、その人に原因があるのか、会社の方に原因があるのかを考慮します。

前職の会社があまりにも酷い環境だったり、その人がどうしても新しい仕事に就きたいと言った強い意思を持っていたりする場合は問題ないのですが何となく辞めたり芯の通らない話をしていたりしたらその人はまた辞める可能性が高いと判断するそうです。

特に入社3年未満の第二新卒者に関してはよく目を光らせて見ているとおっしゃっていました。

会社の条件とのすり合わせ

求職者が以前仕事を辞めた理由から、新しい職場ではやって行っても問題ないかを見極めていきます。

前職ではエンジニアの仕事が出来なくて辞めたなら、今の会社ではそのポジションは空いているから大丈夫だろう。

大きな規模の仕事をやりたいと言っているなら海外展開をしている当社であれば活躍できるだろう。などと言った具合です。

殆ど志望動機に近いですね。

本人の性格を知るため

仕事上においてネガティブな事をそのまま言うのはNGです。例えば営業マンが仕事中にお客さんに会社や製品の愚痴を言ってしまっては今後の取引に支障が出ますし、常にぐちぐち言っている同期と仕事をしていてもやる気がそがれてしまいますよね。

面接ではその点も見ており、どんなに前職で酷い目にあったとしても悲劇のヒロインぶって辛かったことをぶちまけてしまっては良い印象を持たれることは少ないです。

ポジティブな理由はそのまま言ってしまえばOK

ではどのような理由ならそのまま言えばよいのでしょうか。具体的には以下のような理由で、退職理由に加えて志望動機も一緒に言ってしまうと良いかと思います。

その会社でしかできない事をやりたい!

前の会社では出来ないような仕事が次の会社ではできそうと思う場合はその理由をそのまま伝えましょう。

例文

・前職ではずっと研究職についており、ゆくゆくは営業職に就いて自分の作った製品がどのような人たちに役に立っているかを知りたいと思っていました。しかし上司や経営層に打診しても「部署異動はできない」の一点張りで自分のやりたいことは実現できないのだろうかと半ばあきらめていました。そんな中、御社では研究開発から営業への流れも活発とのことで、お客さんから情報を得て研究開発へフィードバックできる絶好の環境があると感じ応募させていただいた次第です。

会社の経営理念に共感した!

その会社の方針に共感したというのも大きなアピールポイントになります。

例文

・御社は経営理念として品質第一を掲げていらっしゃいます。前職では品質を二の次に考えており、頻繁にクレームや問い合わせをお客様から頂いておりました。モノづくりにおいてお客様を第一に思い、そのために品質を何よりも大切にすると言った私の考え方に合致するのは御社であり、何よりもその考え方に共感したため改めて応募させていただきました。

キャリアアップしたい!では△?

会社を辞めるときはキャリアアップしたいからと言った理由でも仕方ないと思って納得して頂けたかと思いますが、転職先で漠然とキャリアアップしたいと言っても「具体的にどんな?」「何故前の仕事がうちの会社よりキャリアが低いの?」と突っ込まれてしまうこともあります。

具体的な数字や事象を挙げながら言うと良いかもしれませんね。

例文

・以前私が働いていた会社では年間売上5千万円で営業もルート営業で固定化されてしまっていました。しかし御社の規模はかなり大きく、新規開発も盛んであらゆるところに事業を展開しております。新たな分野を切り開くというのは営業マンとしてかなり興味深く、以前からやってみたいと思っていたことに他なりません。御社に入社できれば今までになかった環境でかなり成長できると実感しております。

ネガティブな理由をポジティブに変える

退職時同様、転職の時もネガティブをそのまま言うのは理由はNGです。内容的には同じなので箇条書きで省かせていただきますが、以下のような理由は出来るだけ言わず、ポジティブなものに言い換えましょう。

  • 待遇面で不満があった場合
  • 人間関係でトラブルがあった場合
  • 休日や残業など時間の面で不満があった場合
  • 仕事内容に不満があった場合

早期退職してしまった場合

以上の4つとは別に、もし早期退職してしまった場合に関しては何ですぐに辞めてしまったのと聞かれる可能性もあります。理由は先日の通り、辞め癖がついてしまっていてまたすぐに辞めるのでは?と採用者側も不安になるためです。

そういった理由を払拭できるようにアピールするように心がけましょう。

固い意志を見せる

元々やりたかった仕事が出来ずやむを得ず・・・と言った理由だと良いですね。

・入社当時はシステムエンジニアの業務をしてほしいと言われ、自分もその仕事を志望で入社しました。しかし人員配置の関係から営業に移されてしまい、しばらくは割り切って仕事をしていましたが、どうしても最初のSEの仕事をあきらめきれませんでした。御社でもSEの仕事が出来るという事で募集していたため応募させていただきました。

実際に頑張っている(結果を出している)事をアピール

口だけで何かがしたかった、というより、実際に行動してどういった結果が出せたか、何か得られたかを言うのも効果抜群です。

・前職で仕事をしているうちにWebマーケティングの仕事を突き詰めてしたいと感じるようになりました。しかし未経験でWebマーケティングの募集をしているところは少なく、このままでは自分の夢を実現できないと思い前職を辞め、実際に自分でサイトを作成してみました。結果としてまだ月間2千万円の売り上げしか出せていませんが、それなりのコツは掴んできたかなと思っています。これからはさらにマーケティング業務の幅を広げるため、御社で色々学び、売上の向上に努めていきたいと思っています。

・どうしてもプログラミングの仕事がしたいと思っており、片手間に勉強が出来なかったため思いきり仕事を辞めプログラミングの勉強に専念しました。結果としてまだ作成物は出来ていないものの、Oracle Java のsilverを取得することが出来ました。基礎的な内容であれば理解できるため御社で活躍できると思い応募させていただきました。

カズ
カズ
いくつか例があるから、どうしても思いつかなかったら自分なりに少し文章を変えて伝えてみよう

まとめ

今回は退職時と面接時それぞれにおける退職した理由をどう言うと良いか紹介させていただきました。

これらはほんの一例で、人によってはもっと踏み込んだ理由がある事もあるかなと思います。

もし転職を考えていて理由が思いつかない場合は転職エージェントを利用してみても良いかもしれませんね。

筆者もこれだけ具体的に例文を書けたのは実際に転職活動をしていた時にエージェントの方が紹介してくれたからに他なりません。

後腐れなく退職し、気持ちを切り替えてスタートを切るためにも、理由はしっかりと考えてから行動しましょう!

就職活動

Posted by ts