ホワイト企業なのに辞めたい!?後々後悔しないためのチェックリストと対策法




こんにちは、TSです。
給料が高く残業も少なく休みも多く、人間関係は良好で誰に話しても羨ましがられるようなホワイト企業。
新卒者、転職者関係なしに出来ることなら転がり込み、そのまま骨を埋めたい勢いですよね。
しかしながらそんなホワイト企業にせっかく入社できても辞めたがる人、去っていく人は残念ながら少なからずいらっしゃいます。
今回はホワイト企業に勤めている方で、新たな道を探してみようと思っている方に、実際に辞めたいと感じた理由や辞めてからどうなったかなどをお伝えしていこうと思います。
ホワイト企業を辞めたい理由
正直言ってしまうと筆者も何回か今の職場は辞めたいと感じたことがあります。(※2019年2月末をもって実際に退職しました。)そのときになぜ辞めたいと思ったのか、理由を書いていきます。
成長を感じられない・つまらない・暇
一つ目は成長を感じられないことです。
ホワイト企業は経営基盤が安定しており、急に変化することはまずありません。
結果的に毎日の業務が恒久化してしまい、このままで大丈夫なのだろうか、技術を学び続けないでいざ会社が傾いたときに生きていけるのだろうか、と言った不安が生じます。
確かに今の時代は大手でも潰れる時代といわれています。
逆にITの目覚しい発展により、新たに出来たばかりのベンチャー企業ももぐんぐん伸び、そこに就職した大学の同期を見ていると会うたびに新しいことをしており焦りを感じることもありますよね。
また、そういった企業は常に斬新な事をしており、同じことを1年後、2年後にしていることは皆無です。
対称的にやることが決まってきている企業では刺激が無くてつまらない、暇とも感じてきます。
もし少しでも刺激が欲しいという方は転職エージェントに登録してみても楽しいかもしれません。転職する気が無くても自分の市場価値を測れたり、他の業界の情報を手に入れるだけでも勉強になり刺激が得られるので。
出世できない
ホワイト企業なので人が辞めることは少なく、特に古い会社だと40~50代の方が多く在籍しており、役職のポストに飽きが無い場合があります。
いまだに年功序列を採用している会社も多くあるので、彼らが退職するのを待つと自分も40代過ぎてようやく課長になれる、なんてことも・・・。
筆者の会社でもその世代の方々が犇めき合っており、見てて何となく出世するのには時間がかかるだろうなと感じ取れます。
実際に別の部署の先輩で、仕事が出来るにも関わらず上が詰まっていて出世できない、昇給できないと嘆いていた方もいらっしゃいました。
比較的若い段階から出世してガンガン稼ぎたい!と思ったときには歯がゆい思いをしてしまいます。
将来の見通しが立ってしまう
ひとつの会社に入って上の人たちを見ていると、自分が数年後はこのポジションにいて、いくらもらって、どんな生活をして、といった事が見えてきてしまいます。
特に経理をやっていて給与処理、賞与処理をしていると何歳でいくらと言った生々しい数字が見えてしまい夢がなくなってしまうのです。
もちろん安定しており、将来設計を立てやすいと言った面ではこの上ないほど恵まれているのですが、自分が辿る道があらかじめ見えてしまうと張り合いがなくなってしまいます。
やりたいことが出来ない
ホワイト企業は中小よりも大企業に多い傾向があり、その分業務内容も細分化しています。
結果として自分は別の業務がやりたい!といった希望を持っていても希望通りできるわけでもなく、決められたことだけしかできない、と言った事態も発生してきます。
その点ベンチャー企業などでは企業の方針も定まっておらず、やりたいことに挑戦できる風潮もあるので猶更うらやましく見えてしまいますよね。
合わない
やりたいことができない点と似通う部分もありますが、一般的にどんなに良いとされている企業でも自分と合わなければ苦痛になってきます。
ゲームが作りたいのに就職できずに車の会社に入ってしまった、研究職をやりたいのに営業に回されてしまった。そういった状況下ではいくら待遇が良くても自分の欲望を押し殺してしまうことになるためもどかしさを抱えたまま悶々とした日々を過ごすことになってしまいます。
こういった場合は早く動く、若ければ若いほど未経験でもチャンスがあります。業界や業種が違ってもまずは飛び込むことで可能性が広がるかもしれません。
部分的にブラック
全体を通してみるとホワイトなんだけど、ここだけは黒いよな~と思える部分もありますよね。
例えば、
- 給料は良くて残業もないけれどもパワハラに近い事をする人が数人いる。
- 休みは多いけど給料は少ない。
- 人間関係は良好だけど休みが取りづらい。
などなど。
全てがすべてそろっている企業はまずありえませんが、他の企業において自社より恵まれている部分があると、全体的には自分の企業の方が恵まれていても時々うらやましく感じてしまうものですよね。
それでいてなまじっか良い部分もあるので転職に踏み切れない・・・。筆者も経験があるので痛いほどわかります。
改めて、自分が今働いている企業は本当にホワイト企業なのかどうかを見直してみましょう。
もしかすると実は隠れブラック企業かもしれません。また、その判断方法については以下にまとめてみました。

辞めるべき人、そうでない人
いざ勢いよく辞めてもその後の道は本当に望んだものでしょうか。
中には退職して自分がいたところがいかに恵まれていたかを再認識して後悔する方も多々いらっしゃいます。
残るべき人
次に挙げるような方は思い立って早急に辞めてしまうと間違いなく後悔します。
会社を去って行った同僚や転職をした友人を見ても、下記に該当している方はやめた後にかなり苦戦をしていました。
行動する前に今一度立ち返ってみましょう。
新卒入社で間もない人
新卒として入社して間もない頃は職場が恵まれていても他を知らないので判断基準が分かりません。
働いて上司や先輩の様子を見たり、社外の人とかかわって他の会社の内情をしってからでも行動するのは決して遅くないです。
新卒で入った場合はよっぽどブラックな理由がない限り、最低3年は働くようにしましょう。そうしないと自社の良さも分かりませんし、すぐに辞めた人を拾ってくれる条件の良い会社は中々ありませんよ。
第二新卒に関しては詳しくは以下に書いています。
明確な目的が無い人
明確にこれがしたい!あれがしたい!と言った具体的な例がなく、ただ働きたくないから、今の仕事が何となく嫌だからと言った逃げの姿勢で辞めようという場合は転職先でも同じことになりかねません。
まずは会社を探す前に自分がしたいことを探しましょう。
技術を身につけていない人
別の会社やフリーランスとしてでもなんでもいいのですが、食っていけるような技術をつけないと辞めた後に苦い思いをすることが多くあります。
また、社内で技術をつけてもそれが他で活かせるかどうかも吟味しましょう。
オススメの技術としてはプログラミングや英語、事務処理、法律の知識など、どこの会社でも必要となる普遍的な知識・技術が望ましいと言えますね。
周りから反対されている人
家族や上司に話して「お前はまだ辞めないほうが良い」と言われている分にはまだ転職は早すぎます。
もちろん上司の場合は自分の評価や会社の実績につながることがあって引き留めがある場合もありますが、本当に理解のある上司の場合、あなたの事を思って言っている場合もあります。
自分がどんなにやっていける!と思っても、周りの人が客観的にまだ早いというのなら、素直に思いとどまるべきです。
辞めても大丈夫な人
次に、ある程度この域まで来たら多分大丈夫だなと思えるラインも書いておきます。
やりたいことがある人
自分はどうしてもこれがやりたい!という強い意思がある方は辞めても次の所でやっていけています。
ただし、何も知らないけどとりあえず楽そうだからやりたい、興味があるからやってみたい、だけではだめです。
実際にその道に通じる資格をとってみたり、個人で何かを作ってみて形にしたりしてある程度の実績や意気込みが見られるようになって漸く一歩踏み出せると言った感覚になります。
食っていく力がある人
既に企業に頼らずにある程度の収入がある、大きな後ろ盾がある、そういう場合もやめて問題はないでしょう。
サイトやYoutubeからの広告収入やフリーランスとしてサイトに登録して直接顧客相手に稼ぐと言った人も最近では増えてきているので、まずはその辺に目を向けてみましょう。
ホワイト企業に勤めている場合、時間的にも精神的にもゆとりがあると思われるので、資金集めの為に行動するチャンスはいくらでもありますよ!
周りから賛成されている人
家族や友人など、転職することに対して賛成、応援してくれる人が多数いるなら一安心です。
一番大事なのは自分だけで決めることでなく、特に家族に相談してそれでも大丈夫と言ってもらえることです。
もしも自分が結婚していて、配偶者や子供がいる場合は特に、その家族を守っていく責任があるので、ただ自分が新しい事をやりたいから、今の仕事をやりたくないからと言った自己都合で仕事を辞めるのではなく、次の場所でも大丈夫そうと言ったお墨付きをもらってから行動しましょう。

退職前にすべきこと・注意点
改めて退職することを決めた場合、もしくは揺らいでいる場合は下記を参照にしてみてください。
退職者の大半は後悔している
退職した人のうち、大体3割が後悔すると言ったデータが出ています。
これはあくまで全体でのデータであり、条件が良いホワイト企業の場合はもっと数値が上がることが考えられます。
まさに隣の芝生は青いということわざの通り、自分の会社の良いところは案外離れてみないと気が付かないものかもしれません。しかし、一度辞めてしまった手前なかなかで戻りするのは難しいでしょう。後悔しないためにも、現状で足りないところだけでなく良いところにもしっかり目を向けてみましょう。
現職場の方とのつながりは大切に
辞めることが決まってもその後今働いている職場の人と今後一切関わらないことはまずありません。
ふとしたきっかけでまた会ったり、転職先でも利害関係になったりすることはザラにあります。
繋がりを蔑ろにせず、いつでも相談したり連絡できる関係を維持しておきましょう。いわゆる円満退社という奴です。
時間を持て余しているならプログラミングを学んでみよう!
もしホワイト企業で時間はあるけど仕事が楽しくない、という場合は新しい事に挑戦するのもアリです。
あまりにも仕事が大変な場合、他の事に手を出す余力はありませんが、時間が余るホワイト企業ならそういった余裕もアリでしょう。
そんな中で特におすすめするのがプログラミングの学習です。
プログラミングでサイトが作れるようになると副業ができますし、今のAIブームの中でプログラミングが出来る方は非常に貴重な戦力になるので転職も可能です。
最近では初心者から作りたいものを作れるコースや独立で稼げるまでスキルをつけさせてくれるコースを用意しているスクールなどもあるのでチェックしてみてください!
チェックリスト
最後に、ホワイト企業を辞めても大丈夫か否かのチェックリストを用意します。
以下の項目のうち、3つ以上該当するなら辞めても後悔することは無いでしょう。
明確な目的、やりたいことがある
周囲の人に応援されている
3年以上努めている
どこでも通用するスキルがある
10年後、今の会社で働き続けている自分の見通しが立たない
辞めてどうする?
ここまでどんな方がホワイト企業を辞めても大丈夫かどうか議論してきました。
ただ、どんなに大丈夫と思われる人でも後先考えずに辞めるのは無謀すぎます。
辞めた後も人生は続いていくのでどのような生き方をしていくか辞める前に考えておく必要があるでしょう。
ここでは考えられるその先の進路について3つ程提供させていただきます。
いずれの場合においても、やめる前に仕事と同時進行で準備しておくことが望ましいです。
転職
スタンダードな方法としては転職が挙げられます。
特に下記のエージェントでは非公開求人なども多数あり、資格や技術に即してマッチする職場を提供しています。
筆者も未経験であるにもかかわらず、資格を持っていると言った理由だけで勢いのあるベンチャー企業を紹介して頂いたことがあるので気になる方は登録してみて下さい!
独立
相当技術に自信がある、お客さんがすでにいる!と言った方は独立を視野に入れる方もいますね。
寧ろホワイト企業の社風や給与、ルールでも満足できないなら自分で会社を建てたり個人事業主として誰からも指図を受けずに生きていくしか道はないのかもしれません。
ただその場合は「技術はあるけどどうやってお客さんを見つければいいの?」と言った疑問や税金の納め方、開業届の出し方など色んな障壁があります。
その障壁を乗り越えるためにランサーズ株式会社が提供している総合サービスもあるのでぜひ利用してみてください。
進学
今いる会社以上にホワイトなところ、規模がデカいところ、給料が高いところに行きたい!という方には進学と言った手段もあります。
一昔前まではあまりなかったそうなのですが、最近では高卒で働いたけどやっぱり大学や短大へ行ってスキルを手に入れたい、大学院でさらに専門性を高めたてより良い企業へ行きたいと言った方も増えてきました。
筆者の周りにも一度卒業した後に就職し、進学した方が数名いらっしゃいます。
働きながらの受験などで非常に大変だったとはおっしゃっていましたが、一度働いてから目的意識をもって進学できたことは人生にとって大きなプラスだったそうです。
その方は仕事が終わってから自宅で学習ができるフォーサイトの講座を利用して勉強していたと言います。
また、筆者も大学は卒業していますが、今年大学院を受験しました。その時のことは下記ページに纏めてあるので、大学院に進学したい方は是非参考にしてみてください。

まとめ
今回はホワイト企業に就職できたにもかかわらず、現状に満足できずに辞めたい方に向けてのアドバイスを書かせていただきました。
せっかく就職できたホワイト企業なので、簡単に退職を決めてしまわず、もう一度立ち止まってふり返ってみると改めて良さに気付けるかもしれませんよ!
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