攻撃的な人の特徴と対処法



こんにちは、TSです。
職場だったりコミュニティだったり、至る場所で他人をネチネチ責めるいわゆる攻撃的な人は居るものです。
- まずは否定から入る
- 常に誰かの悪口を言って攻める
- 主観で人を悪だと決めつける
誰かが責められているのを横目に見るだけでも気が引けますが、いざ自分が責められる当事者であればたまったものではありません。
ねちっこく言われることでもしかして自分が本当に行けないのかな?この場にふさわしくないのではないかと立ち止まってしまい、物事が進まなくなります。
そして結果的には鬱になってしまったり、溜まったものが爆発して大トラブルが起きてしまったり・・・なんてことも考えられます。
筆者の周りにもちょくちょく口出ししてくる人は居ましたが、いくつかの対処法をもって凌いできたので、今回はその対処法について触れて行こうと思います。
攻撃的な人の特徴
まず最初に、攻撃的な人はどのような特徴があるのかを見て行きましょう。
人を攻撃するにもそれなりの理由があり、その理由を把握しない限りは対処することも不可能です。
身近に居そうなタイプと具体例を挙げながら、まずはその特徴のある人を見て行きましょう。
プライドが高く、自分が常に正しいと思っている
人を攻撃する人の傾向として、周りに流されずに自分をしっかりと持っている方が多いことが挙げられます。
周りに流されないというのはある意味とても良い事で、成功者の条件としても当てはまる要素の一つです。
しかし柔軟性がないと人の話を聞き入れられず、自分本位になってしまうことにもつながってしまいます。
また、その独自のやり方で今まで成功してきた実績もあるので、常に自分の考えが正義であると錯覚し、それをついつい押し付けてしまう癖がついてしまっています。
相手が自分とは別の手段を取ろうとするとそれは間違いで成功につながらないからと決めつけ、自分がやってきた道を教えて矯正(ここでは強制も当てはまる)しようとしてしまうわけですね。
よく言えば有難迷惑でありますが、全ての人がそれに当てはまるとは決して言いきれません。
例えば多くある職種の中から自分がかかわってきた一部の職種だけを尊重し、それ以外を見下すと言った方が当てはまります。
頻繁に人と衝突する
先ほど述べたように、人を攻撃する人は自分の意志が強いため、似たようなタイプの人と居合わせると衝突することも多々あります。
お互いに譲らず、相手の意見に耳を傾けないためにだんだんヒートアップしていき、最悪の場合そのコミュニティを破壊してしまうこともあります。
せっかくできたコミュニティが僅か数人が原因で!?と思われるかもしれませんが、十分にあり得る話です。
よくどのグループに入っても誰かと喧嘩している人は居ませんか?
その状況を放置するといずれ衝突が激しくなり二極化して最後は崩壊や大きなトラブルにつながります。(筆者も大学生時代にサークルで2回程経験あり)
どことなく不安を感じている
責めてくる人の話をよくよく聞いてみると、「え?それってあなたにも当てはまる事じゃないの!?」と言った内容を含んでいることが多々あります。
そのようなタイプの人は自分が見えなくなってしまっており、とにかく相手の悪いところを気付いて指摘してしまう習慣になっています。
そしてそのことを逆に指摘されると論点をずらしたり、ぶちぎれたりしてその場を凌ごうとする行動をとる傾向にあります。
怒るというのは自分にとって痛いところを指されているから怒るのであって、的外れな事を言われても本来は何も感じないはずです。
大声を上げたりあることない事を高速でまくし立てて相手に反論させないのは常套手段ですね。
自分の事を棚に上げて言う人はもれなくこのタイプです。
その背景にはどことない不安が有り、このままでは自分が危ない、何とかしてポジションを守ろう。そうだ、人を否定することで相対的に自分の位置を上げよう。と言った思考が働いています。
相手を否定することで安心している
プライドが高い人はどうしても、社会的に自分よりも上の人間を見ると否定せずにはいられません。
「相手に従うことで自分の位置が暴落する」
「誰かを認めることでプライドが傷つく」
そういった思考から、成功していたり、ポテンシャルのある人を否定することで、成功しているあいつよりもそれを否定できる自分の方が上だ!と、相対的に自分を持ち上げようと言った心理が働いているのです。
有能そうな新人をいびり倒したり、有名な成功者を何の根拠もなしに否定する人はこのタイプです。
筆者の知人でも居たのが、一々「東大卒でも成功してるとは限らないでしょ?」「医者なんて結局金の為に働いているだけでしょ?」と誰もが認めるような人を敢えて引き合いに出して否定している可哀想な人でした。
保守的である
今まで成功してきたり、そのやりかたで通してきた背景があるため、急に変わることを受け入れられない人もいらっしゃいます。
変化することで今までのやり方が通用無くなる、新しくやり直さないといけない。そこには膨大な作業やさらなる努力が待っており、確かに億劫な気持ちになるのも分かります。
人は環境が変わることを嫌う生き物なので多少の事は仕方なく、特に年を取るにつれてやり方を変えるというのはストレスを抱えることも事実です。筆者も確かに学生時代に比べ環境の変化が怠いと感じることは感じることがあります。
今まで手書きで保存していた書類をデータに変えるような案を出したら必ず誰か一人は否定する人もいらっしゃるでしょう。
しかしこれも度が過ぎると、自分が変わるのではなく周りが変わらなければいいと言った自己中心的な考え方になってしまい、このやり方は認めない!と平気で口に出してしまったりするのです。
最近ですとYoutuberやブロガーと言った比較的自由で好きなことをやって収益を得ている人に対して「それは仕事ではない」と言い切ってしまう人でしょうか。
会社の中で言えば新人が入り、その方は今までになかったITのスキルを持っている、そんな人が入ることで全てが自動化してしまい新しいやり方についていけない。だから変わる前に攻撃して辞めさせてしまおうという人が出てきてしまいます。
相手を理解しようとしていない
自我が強すぎるため、相手を理解するという考えがそもそも起きなかったり、相手の話に耳を傾けなかったりする方もいらっしゃいます。
それだけでなく、相手の意志を度外視し、自分が望むようなやり方や行動をとらないと無理にでもそうさせる、そうしなかったら攻める。
常に自分が正しいので相手が言っていることはずれている、要するに悪いのはすべて相手だ!というのが攻撃的な方の言い訳です。
それでは話が進みませんよね。
一方的に言いたいことだけ言って言い返そうとすると言葉を重ねて来たり立ち去ってしまう人はこの傾向にあります。
主観で物事を決めつける
攻撃的な人には思い込みが強く、表面的な部分しか見ていないのにその人に対するすべてを決めつけようとする人もいらっしゃいます。
いくつもの指標があり、その中の一つの都合の良いデータを引っ張り出してきて、ここがこうだから君は〇〇なんだ!と言ってくるタイプですね。
判断材料はいくつもあるはずなのに、一つのデータだけを見ている時点でそれは客観的ではなくその人の主観でしかないわけです。
例えば営業マンで訪問件数は低くても顧客満足度は高いかもしれません。
良い結果が出せてなくても本人はその裏で相当な努力をしているかもしれません。
それらの事を考えず、氷山の一角を見て全体を勝手に想像して決めつけてしまっている、攻撃する人にはよく見られる傾向です。
陰口をたたく
攻撃する人は本人にズバズバ言うだけでは飽き足らず、本人が居なくなってもあいつは〇〇だからダメだ!と名指しで言い放ってしまうことがあります。
陰口をたたかれる本人よりも、周りで聞いている人が何を思うのかをじっくり考えて欲しいものです。
陰口をたたく心理としては共感を生み、同じ考えを持った人を増やすことで人数的に優位に立ち攻撃対象の敵を増やそうとする心理が働いています。
特に成功している上司や同期等身近にいる人に対して陰口をたたいている人は要注意なので、絶対に賛同してはいけませんね。
「あなたの為に言っている」が口癖
私の知り合いでいた人は「厳しい事を言っているようだけど、これはあなたの為を思って言っている事だよ」と毎回のように口にしていました。
「あなたの為に言っている」と言われてしまうとどうしても自分が間違っていて正してくれているのだと思ってしまいますよね。しかしそう思わせる事こそが攻撃的な人の思う壺なのです。
自分の為に言ってくれている⇒この人は自分の事を考えてくれている⇒この人の言うことは正しい と思わせることが根底にあり、結果として反駁させにくい状況を自然と作り出しているのです。
そうすることであなたをコントロール下に置くことができ、自分に反撃させない状況を作り出してしまいます。そうなるともう後は相手の為すがまま、思うが儘で洗脳されていくのは目に見えていますよね。


対処法
出来るなら攻撃的な人とは鉢合わせせずに平和に暮らしたいものですが、万が一周りにその傾向がある人が居て避けられない場合には以下のような対処法があるので参考にしてみてください。
言い返さない
間違ってもしてはいけないことが言い返すことです。
指摘されたことに対して腹を立て、逆に言い返してしまった場合に納得してくれればよいのですが、まずそんなことはありえません。
ヒートアップしていってお互いに頭に血が上り収拾がつかなくなってしまうこともザラです。
万が一相手を論破してその場を収められたとしても蟠りは絶対に残ります。
陰で何かをされたりいわれたりするかもしれない、あることない事言いふらされるかもしれない。
言い争うことには何のメリットもないので、反撃したり、論破しようと考えるのは絶対にNGです。
反応を示さない
反撃してはいけないならどうしたらいいのでしょうか。
最も有効な手段としては反応を示さない事です。
歴史的人物で言うとガンジーの不服従というやつです。
どんなに必死に相手に対して思った事を言っても相手が何ら反応を示してくれなかったらどうでしょうか。
言っている方も虚しくなり頻度が減り、最後は捨て台詞を吐いて去っていきます。
またそこで投げかけられた言葉は自分が受け取らないことで相手に帰っていきます。
数日間自分あての荷物を受け取らずに無視していたら送り主に帰っていくのと同じですね。
攻撃する意味のない事を察してもらう
攻撃的な人からヘイトを稼がないためにも最も良い手段は「攻撃する価値のない人」のように思わせることが大切です。
攻撃的な人がどのような人に対して攻撃しているかは観察していればよくわかるかなと思います。
- 成功している人
- ステータスが高い人
- 自分を曲げない人
これらの人に対してはよく攻撃的な人から向かっていく傾向があります。そうならないためにも物腰を柔らかくし、低姿勢で無害なように思わせることも大切ですよ。
また、思わぬところからヘイトを稼ぐこともあります。
例えば外見が整っている(イケメン、美人など ちなみに筆者もこの人たちに対しては全力で攻撃的になります)、学歴が高い、大手企業に勤めている等々。後者はいくらでも隠したり繕う事も出来ますが、前者はごまかすことが出来ません。そんなときは流石にどうしようもないので割り切りましょう。
敢えて遜(へりくだ)る必要もなし
攻撃的な人に対して反撃するのはNGなら相手の顔色をうかがって遜ってしまえば良いのでは、と思うかもしれませんがそれも良くありません。
遜る事で相手を良い気持ちにさせ今度は自分が支配下に置こうとしていることが相手に伝わってしまいます。
よくドラえもんでのび太やスネ夫がジャイアンの機嫌を伺おうとして逆鱗に触れぼこぼこにされたシーンを見てきた方も多いかなと思います。
そういった下心が伝わってしまうと逆に嫌悪感を抱かれ攻撃の対象となってしまいます。
またそういった行動は周りにも見抜かれ、「あいつは〇〇が要るときだけ調子いい顔して・・・」と悪い印象を植え付けてしまう事になります。
その結果として何故か自分だけが孤立・・・と言った目も当てられない状況になることもあるので下手にプライドを捨てるのは辞めましょう。
相手の背景を考える
無視するのが一番とは言え心にもない事を次から次へと言われ続けるのはストレスが貯まりますよね。
その時のストレス解消法として、第一に相手を理解することが大事になってきます。
最初の項で述べたように、攻撃する人の背景にはどういった理由があって、なんでそんなことを言っているのか、そこまで理解すると自然と怒りも起きてきません。
「きっと将来が不安なんだろうな」「最近うまくいっていないんだろうな」と冷静に分析することで本人の攻撃する理由もわかりその攻撃にそこまでの意味が伴っていないことも分かってくるため自然と攻撃を受け流せるようになります。
自分を理解してもらうにはまず相手を理解する。7つの習慣のうちの一つですが、物事を解決するにはまず自分から努力することも大切です。
外堀を固める
単独で居るとどうしても目立ち、攻撃の対象になってしまうことが多々あります。
そういったときにはまず信頼できる仲間を作り複数でいることを心がけましょう。
シャチが獲物の子クジラを狙うときも、親や群れがいるときは絶対に狙わないと言います。
それと同じで、攻撃するときも周りに人が大勢いる人よりは個人で居る人の方が良く狙われてしまいます。
結果で示す
良く攻撃する人の文言で、「そのやり方じゃ成功はしない」「●●しないと××できるようにはならない」といった決めつけがあります。
それはその人が辿ってきたプロセスであり、十分条件ではありますが必要条件では決してないのです。
なので、その人はその人、自分は自分と割り切って自分のやり方を信じて貫き通し、結果を出してギャフンと言わせてやりましょう!
自分を信じられない奴なんかに努力する価値はない!!!ですよ!
誰かに相談
以上のような対策をとってもまったく変わらず、延々と攻撃され続けることもあります。
あまりに酷いと消耗してしまい、仕事だけでなく普段の私生活にまで障害が起きかねません。
そんな時は近くの自分と相手を良く知る人に相談するのが一番です。仕事上で具体的に言えば上司ですね。
上司にわざわざ仕事以外の事を相談するのも失礼と思うかもしれませんが、上司の仕事として職場の環境をより良い事にするのも立派な仕事の一つであり、見過ごしてあなたが退職してしまえば上司の責任問題にもなってきます。
つまり人間関係に関しても非常に繊細に気を使っている上司は多いです。
実際に自分も席の近くで攻撃的な先輩がいて上司に相談してみたところ牽制してくれてそれからは雰囲気が改善したこともありました。
逆に第三者の意見を聞くことで、案外相手の言っていることが正しく、自分が本当にずれていたから指摘されていた・・・なんてことに気付ける場合もあるかもしれませんよ?
●●という鳴き声の犬がいると思い込む
「だからお前はダメなんだ」という鳴き声の犬がなんか吠えている。
「そのやり方は正しくない」という鳴き声の犬が今日は機嫌が悪いみたい。
と思い込むことで不思議と何の怒りも沸いてこなくなります。
筆者も良く使う手段ですが、時には笑いがこみあげて吹き出してしまうこともあるので乱用は控えましょう。

攻撃的な人の悲惨な末路とは
上でも対処法を書いていきましたが、攻撃的な人とはそこまで密接にかかわる必要がありません。
上辺だけ適当にあしらっておいて深い関係にならなければ離れていき最後は惨めな結末を辿ります。
どんなに成功していてもいずれ転落する
実るほど、首を垂れる稲穂かなという諺があるように、本当に成功していて人格がある人は非常に謙虚で低姿勢です。
しかし何らかのはずみでひと時だけ成功し威張り散らしているような人は思いあがってしまい周りが見えなくなり、結果としてあっという間に転落してしまいます。
エラソーなIT系の社長やパッ出のアーティスト、お笑い芸人でもメディアに取り上げられて瞬く間に時の人になったと思いきや次の年にはもう名前すら見ない、なんてこともよくある事です。
少しの成功で「俺は偉い」と高を括り周りを見下し始めたら一気に坂道人生です。
今まで気づきあげてきた実績や信用はあっという間に崩れ去り、待っているのは転落人生一本です。
ビジネスも友好関係も趣味もすべてそうですが、人とのつながりがあって初めて成り立っているものです。
そんな大切な人を攻撃する、それがどういうことか分からなくなってしまっているんですよね。
そういった威張り散らす、人を責め立てる人は長くはないので可哀そうだなと心の隅で思いつつ冷めた目で見守ってあげましょう。
孤独になる
調子が出ていて仕事も成功して勢いづいているときは多少素行が悪くても実績が伴い周りの人はついてくるかもしれません。
しかしその成功が途切れ、転落し始めたらもうお終いです。
今まで散々攻撃されてきた人に対して誰が助けたいと思うでしょうか。
結局のところ辿るのは孤独です。今までついてきてくれていた人たちは名声やお金に圧倒されついて来ていただけであり、その人の人格には何も魅力を感じていなかったわけです。
そして孤独になって初めてその事実に気付くわけです。
孤独になったときに改めて俯瞰して嘲笑って差し上げましょう。
そして逆に自分がその立場になっていないかも改めて立ち返ってみましょう。
もし自分が病気になったとき駆けつけてきてくれる人は居るのか、最期に悲しんでくれる人は居るのか、常にそのことを考えながら行動することはとても大事な事です。
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まとめ
攻撃する人は主に狭い視野の主観でしか見ていないことが多いです。
そこで攻められる側としてはただ鵜呑みにするのではなく、どうしてそんな思考をするのかと言った相手の立場に立った客観的な視点を持ち対処することでうまくいきます。
言い返してしまうと同じ立ち位置になってしまい、話が平行線なので、しっかりと第三者の目を持ったうえで、ストレスから解放されるようにふるまいましょう!
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