実際に利用した転職エージェントの比較!それぞれの良い点悪い点など



こんにちは、TSです。
このページでは実際に筆者がお世話になった転職エージェントを一通り紹介します。
一口にエージェントと言っても幅広く存在し、求人数が多いものからあるジャンルに特化したもの、また、同じ求人でも条件が違うもの、担当者が懇切丁寧な人から淡々としているけど面接までの手続きが迅速な人等実に多種多様でした。
筆者の場合は事務職とSEの兼務から転職活動を行い、事務職とIT系特化のエージェントも利用したのでまずは総合エージェントを紹介したのち専門系のエージェントも少し紹介させていただこうと思います。
転職エージェントとは?
転職エージェントという言葉を始めて聞く方にざっくりと説明します。
エージェントとは仲立ちという意味を表し、転職エージェントとは求人を出す企業と仕事を探している求職者をマッチングさせる仲介人的な役割です。
どんなことをしてくれるの?
主に企業に対して「こういったスキルを持った人が職を探して居るから、採用してみませんか?」と伝えてくれるとともに、求職者に対しても「こんな企業があるから受けてみませんか?」と言った情報提供をしてくれます。
また、それだけではなくカウンセリングや志望業種、志望理由書の添削や面接の日程調整、アドバイスなども懇切丁寧にサポートしてくれます。
転職の流れ
転職の流れとしてはおすすめの求人を選び転職エージェントからの連絡をまず待ちます。
最初に転職サイトに入力した経歴や資格を元に企業側で書類審査が始まり、それに通ると入社試験が始まります。
入社試験ではSPIを課しているところや独特の問題を設けているところもありますが、それをパスすると次は面接です。
SPIに関しては別途攻略ページを設けているので気になる方はどんな問題があるのかを参考程度に見てください。
試験がない場合もありますが、これに無事突破すると面接に進み内定です。
面接は会社によってまちまちで、筆者が受けたところも1度しかないような会社もあれば4回程ある会社もありました。
それ以外の詳細は下記ページに纏めたので、気になる方は是非ご覧ください。
利用料について
転職エージェントではSPI試験の勉強のサポートや志望理由書の添削と言ったかなり手間のかかる事も引き受けてくれるので、利用料も非常に高いのではと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし私達求職者が転職エージェントに払う金額は内定が出ても出なくても0円です。
ではどこが負担するかと言えば企業側になります。
仕組みとしては、求職者が企業に内定が決まり、入社した場合にその人の年収の一定率を報酬として企業側から転職エージェントに支払われるようになっています。
そのため求職者は一切の負担をすることがないので、転職するためのお金がない!と焦る必要は一切ありません。

転職エージェントの選び方
転職エージェントの選び方が分かったところで、転職エージェントを探すと実にたくさんの組織がある事に気付きます。
どのエージェントが良い分からない!という方も多いのではないでしょうか。筆者も最初はそうでした。
ここではお勧めの転職エージェントの選び方についても触れていきます。
まずは求人数でざっくりと
まずは求人数が多い総合系の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
候補が多ければ多いほど自分の希望とマッチする可能性も高くなります。
また、大手企業や有名企業も求人を出すとき、大抵は大手のエージェントに最初に求人を出します。
そのため自分では思ってもいなかったような良い条件の求人を出してもらえたり、夢にも思っていなかった大手企業からの案件を提案してもらえることもあります。
今までの実績により企業側も信頼を置いているため、良い案件が豊富というわけです。
複数登録してカウンセリングを受けてみる
エージェントに関しては1つの所にのみ登録しないといけないなどと言った縛りはありません。
気になるところは複数登録しておくことでおいしい求人が出るたびにメールが届き、今すぐに転職したいと思わなくても後々良い条件に巡り合えるかもしれません。
登録すると大抵のエージェントは面談日を設け、求職者の志望内容やスキルの確認を行います。
そこで要望を言ってどんな反応をしてくれるか、要望が通る可能性がどうなのかも教えてもらえるので自己分析の役に立ちます。
こちら側もエージェントを選ぼう
企業が人を選ぶように、人も企業を選びエージェントを選ぶ権利があります。
エージェントの中には自分もその専門畑で働いていてどういう求人が多いか、どういった対策を立てれば通過できるかを熟知しているベテランも居れば、逆に新卒で入ったばかりのエージェントも居て当たり外れが非常に大きいです。
転職経験もない新卒エージェントが当たったとして、上から目線で「その条件だと~・・・」と言われても「俺よりも社会人経験少ないお前に何が分かる!」と言い返したくなりますよね。
エージェントが経験不足だと此方の要望をしっかりと把握しきれず、希望しない求人を進められたり話がかみ合わずに企業側との条件擦り合わせにつながらなかったりすることもあります。
後ほど深く触れますが、筆者が最初にお世話になったエージェントでは未経験でIT企業を希望したところ、「未経験だと派遣かバイトからしかとってもらえませんね。」とバッサリ言い捨てられましたが、別のエージェントでは「余裕で行けますよ!」と言われそのまま未経験でSEの内定まで出てしまうような事もありました。
このようにエージェントにも当たり外れはあるので、妥協したり諦めずにいくつか登録して良い条件に巡り合えるまで粘りましょう。
また、各転職エージェントの担当者は変更ができます。
チェンジを申し出るのは非常に心苦しいかもしれませんが、将来の事を考えると合わない場合は勇気をもって伝えましょう。
特に以下のような特徴がある担当者は早急にチェンジです。
- 希望を無視した求人を紹介する
- 特定派遣や非正規社員を進めてくる
- 上から目線で否定してくる
- 勝手に求人に応募する
- 具体的なアドバイスをしてくれない
- 業界の事を詳しく知らない
- 応募を急かす
転職エージェントは求職者が企業から内定を貰えれば報酬が発生します。
そのため中には求職者の将来を考えず、成果だけ出そうとして急かしたり不安にさせてブラック企業に内定させる担当者がいるのも事実です。
そんな利益優先の人たちのカモにならないためにも自分を大切にし、決して妥協しない姿勢で臨みましょう。
非公開案件があるものも
中には非公開案件と呼び、一般の方々には見えないような求人を扱っているエージェントもあります。
非公開案件は非常に条件が良く、幹部候補や年収が高い案件が多いのでそれを取り扱っているエージェントにも登録するべきです。
因みに非公開案件の受け方ですが、年齢だったり経験だったり様々だそうで、一概にこの実績があればこの求人が受けられると言った明確な答えは筆者も把握しきれていません。
しかしキーの一つに資格があり、筆者はそれなりの難易度のIT系国家資格を取得してサイトのプロフィール欄に記載したところ一気に非公開案件のメールが届くようになりました。
他にもたくさん非公開案件はあると思われますが、どのようなものがあるか、どうしたらそれを紹介して貰えるかは転職エージェントのみぞ知る話なので、まずは登録してみましょう。

転職エージェントの比較
前置きが長くなってしまいましたが、本題の転職エージェントの比較に入っていきます。
総合系
まずは多種多様な求人を扱っているエージェントです。宣伝でもよくやっているようなところばかりで既に登録している方も多いかもしれませんね。
Doda(デューダ)
Dodaは取り扱っている求人数が非常に多く、その求人数は業界でもNo.1。加えて非公開案件も多く取り扱っているので、自分の経歴に自信がない方でも登録してみると、「あれ?意外と非公開案件からメールが届くなw」と言った状況になります。
担当者も懇切丁寧な方が多く自分に合った求人をじっくりと探してくれることが特徴です。
ただ、求人者の登録も膨大なので、一人ひとりにかかる時間が少ない、すぐに人気求人は埋まってしまうと言った短所もあります。
求人数 | ★★★★★ |
非公開案件 | ★★★★★ |
内定までのスピード | ★★☆☆☆ |
専門性 | ★★★☆☆ |
サイトの使いやすさ | ★★★★★ |
長所 | 求人・非公開案件が非常に多く、有名企業や大手企業の案件もたくさん |
短所 | 人気企業はすぐに埋まってしまう。業界専門外の担当者が着くことも |
ミイダス
ミイダスは自分の経歴やスキルを入力すると候補を絞り出してくれ、自分の転職市場の価値も算出される非常に面白いツールです。
「当たり前だと思っていた自分のスキルにはこんなに価値があるんだ!」「こんな大手企業にもチャレンジできるんだ!」と言った発見につながるのでそこまで転職を考えていない方でも登録しておく価値は十分にあります。
おすすめの求人を探してもらうというよりは候補の中からこちらから探していくため、希望と違う企業や業種を進められると言った懸念も少なく、スピーディです。
求人数 | ★★★★☆ |
非公開案件 | ★★☆☆☆ |
内定までのスピード | ★★★★☆ |
専門性 | ★★★☆☆ |
サイトの使いやすさ | ★★★★☆ |
長所 | 複数の指標を基にコンピュータで計算するので自分に合った企業を見つけやすい |
短所 | 担当者が間に挟まらないのですべて自分でやらないといけない |
第二新卒向け
新卒で入ったけどなんか合わないからすぐにやめてしまった。今の業種よりも未経験で他の業界にチャレンジしたい!という方は第二新卒を専門に取り扱う転職エージェントもあります。
第二新卒向けでは若手・未経験の求人が多くそのような求職者を取り扱ってきた経験も豊富なので転職成功率が大幅に上がります。
キャリアスタート
キャリアスタートは若手に特化した転職エージェントで、年間1万人を超える転職相談が持ちかけられるほど人気な第二新卒の方に特化したエージェントです。
今までの転職成功者のコツをまとめた「転職成功BOOK」と呼ばれるものを無料で配布しており、また、転職交流会と呼ばれる求職者たちが集まる交流会にも参加できるため、情報共有をしやすいと言った強みもあります。
さらには何と、転職が決まれば名刺入れやネクタイ等、新スタートを応援する制度、特に東京に来られた方には住居面での引っ越しサポートもしてもらえると言った大盤振る舞いの転職エージェントになります。
求人数 | ★★★☆☆ |
非公開案件 | ★☆☆☆☆ |
内定までのスピード | ★★★☆☆ |
専門性 | ★★★★☆ |
サイトの使いやすさ | ★★★★☆ |
長所 | 未経験者・若手を対象としているため未経験歓迎の所ばかりで希望の就職が叶いやすい |
短所 | どちらかというとエンジニア職の求人が多く偏り気味 |
マイナビジョブ20’s
新卒のときにお世話になった方も多いであろうマイナビですが、第二新卒や20代の若手に向けた案件だけを扱っているマイナビジョブ20’sといった転職エージェントもあります。
転職の疑問や希望をキャリアアドバイザーと話し合うキャリアカウンセリングが充実しており、カウンセリングを通して一人一人の適性を理解した上で最適な企業を紹介してもらえます。
また、書類添削・面接対策の実施により、内定までを手厚くサポートしてもらえるので非常に安心で、未経験応募可能案件や非公開案件が多いのも魅力です!
求人数 | ★★★★☆ |
非公開案件 | ★★★★☆ |
内定までのスピード | ★★☆☆☆ |
専門性 | ★★☆☆☆ |
サイトの使いやすさ | ★★★☆☆ |
長所 | 担当者が親身でサポートも手厚く内定までのプロセスが明確 |
短所 | どちらかと言うと紹介してもらうスタンスなので選択肢がそこまで広くは無い |
特化系
最後に特化系です。
特化系はエンジニアならエンジニア、医療系なら医療系を専門に扱う転職エージェントで、中にはその業界で数年働いたベテランしかとらないようなキャリアアップに特化したものもありますが、未経験でも資格があったり前提知識があれば徹底的にサポートしてくれるような手厚いエージェントも多いのが特徴です。
筆者もほぼ未経験の状態で内定までサポートして下さったエージェントがあるので紹介します。
マイナビキャリレーション
マイナビキャリレーションは事務職を専門に取り扱った求人が多く、一般事務・営業事務・総務・経理等の案件が非常に多くなっています。
中には誰でも知っているような大手企業もあり、未経験からの転職が可能なのも特徴です。
特に資格の場合は日商簿記2級、FP2級、TOEIC、Mosがあると未経験でも求人がバンバン来るようになるので持っている方は登録する価値が大いにあります。
求人数 | ★★★★☆ |
非公開案件 | ★★★★☆ |
内定までのスピード | ★★★☆☆ |
専門性 | ★★★★★ |
サイトの使いやすさ | ★★★☆☆ |
長所 | 事務職に特化したエージェントのため希望の職種がはっきりしているとすぐに案件を見つけやすい |
短所 | 登録者数が多いため担当者との連絡が取りづらい事もある |
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT系に特化した転職エージェントで、筆者もほぼ経験がない状態からお世話になって内定まで漕ぎつけることができたおすすめの転職エージェントです。
※参考
IT業界は特に未経験の場合正社員になりづらく、大手エージェントでは派遣から入ったほうが良いとか、諦めたほうが良いと取り合ってもらう機会すらなかったのですが、こちらのエージェントでは親身になって色々条件を聞きながら迅速に対応してもらうことができ、実際に内定までも僅か1ヵ月を切るくらいのスピードで漕ぎつけました。
また、転職エージェントが全員IT業界経験者のため内部の事情も知っており、的確なアドバイスを貰えた事も好印象です。
ただし転職エージェント側で「行ける!」と思われる求人を押されるため、自分の希望の求人を受けられる可能性は少し低いです。
求人数 | ★★★☆☆ |
非公開案件 | ★☆☆☆☆ |
内定までのスピード | ★★★★★ |
専門性 | ★★★★★ |
サイトの使いやすさ | ★★☆☆☆ |
長所 | 未経験では難しいと一般的に言われているIT業界にもその人の強みを徹底的に分析して何とか内定に漕ぎつけるように色々立ち回ってもらえる |
短所 | こちらから求人を選ぶことがあまりできず、担当者依存になりやすい |
転職での注意
今は少子高齢化の影響もあり求人倍率(求職者に対する求人数)が上がっているためどこも人手不足で売り手市場となっています。
そのため転職難易度も全体的に下がっており容易に転職できる時代ではありますが、内定が出たからと言って何も考えずに飛びつくのは非常に危険です。
エージェントに依存はNG
転職エージェントの担当者は的確なアドバイスをくれる方もいらっしゃいますが、冒頭で触れたように経験の浅い担当者もいることは事実で、言っていることを鵜呑みにするのは非常に危険です。
この人にこう言われたから、と全てを任せてしまうのではなく客観的な視点をもって「ここはおかしいな。」と冷静に判断するようにしましょう。
特に焦って転職しようとしている場合盲目になってしまい、就業内容をよく見ずに承諾してしまい後々後悔すると言ったパターンも良くあります。
口コミサイトもしっかり見よう
転職エージェントの情報だけでなく、実際にその企業で働いている人、働いていた人の生の声を聴くのは非常に大事です。
声を聴くことで条件とは食い違いがあるようなブラック企業を判別出来たり、逆に良い社風ということを知り不安を取り除くこともできます。
実際に働いている人の意見が集まる口コミサイトはぜひ活用していきましょう。
実際に筆者がよく見るのは以下の2つのサイトです。
いずれも詳しく見るには会員登録が必要ですが、実際に働いている会社の情報を提供することで他の情報をよく見ることができるので、気になる会社、内定が出たけど行こうか迷っている会社のことが分かるので絶対に登録しましょう。
ヤバいと思ったら内定が出ていても辞退しよう
色々と調べていくと思っていたのと違う、これはやばいと思う企業にぶち当たることもあります。
特に企業側が転職エージェントに伝えていた情報と実際の就業条件が違う、口コミを見ると社風が最悪・・・等はよくある事です。
転職エージェントでも把握しきれないことが口コミサイトからボロボロ出てきたときは意図的に会社側がやっていることになり、そこに就職するのは非常に危険なので辞退するのも一つの手です。
筆者も実際に危険を感じて辞退したことがありますが、その時の手順は下記に纏めています。
自分の合わない会社やブラック企業に転職しても消耗してしまったり、また転職を繰り返してキャリアを傷つける、時間の無駄になる等のデメリットを被ってしまったりと良いことがないので引き際も肝心です。

まとめ
今回は筆者が実際に登録して良いと思った転職エージェントを中心に紹介させていただきました。
どの転職エージェントにも長所短所があり、ここが絶対おすすめ!と言い切れる場所はありませんが、どこも登録、面談、応募、内定まで無料です。
気になるところがあればチャンスを広げると言った意味でも登録してみましょう。
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