仕事中毒(ワーカホリック)の症状とは?陥りやすい人の特徴と対策

ラク
ラク
シゴト・・・タノシイ・・・シゴト・・・タノシ・・・イ
カズ
カズ
ラク!?どうしたの!!?

こんにちは、TSです。

ワーカホリックと言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。

日本語で言うと仕事中毒と訳すことができて、周りの状況が見えなくなるほどに仕事に没頭している状態、それが恒常的に続く事を言います。

仕事に没頭できると聞くと「羨ましい!自分ももっとそうなりたい」などと思われるかもしれませんが実はこの症状にはかなりの危険が潜んでいます

気付かずのうちにワークホリックに陥っている可能性もあるので、どういったところで気付けるか、どうすればならずに済むかをご紹介いたします。

筆者も以前、ワーカホリックに陥ったことがあり、克服することもできたので具体的なアドバイス等も出来るかと思います。

どのような人がなりやすい?

ワークホリックになりやすい人の特徴です。以下の要素に当てはまる場合、可能性が高いといえます。

幸福度・満足度が低い

幸福度や満足度が低く、常に上ばかり見ている人は劣等感からもっと頑張らなくてはと、必要以上に頑張ってしまう傾向があります。

向上心があることは非常に良いことですが、度が過ぎてくると幸福度や満足度を求めるあまり周囲が見えなくなり、思考が自分を高みに押し上げること一色になってしまいます。

結果として仕事をして自分で成果を出さないと不安になる、休憩時間や睡眠時間さえも無駄な時間と感じるようになりそれらの時間を削って仕事に打ち込むようになります。

仕事を好き過ぎる

仕事が好き過ぎる、ようやく希望していた仕事に就けてリミッターが外れてしまうという方も良くいらっしゃいます。

好き=中毒の流れはゲームやお酒、タバコと同じなのでどういったプロセスで中毒になるかは想像しやすいかと思います。それの仕事バージョンですね。

もちろん、今挙げた事例に比べれば仕事に没頭する事は生産性も高く社会の為になるので非常に良い事なのですが、これも嵌りすぎると大問題です。

仕事をしないとイライラする仕事が好きすぎてそれ以外が頭に入らない。そこまできてしまうと少し怖いですよね。

努力家

努力家の方は毎日コツコツと続けることが習慣となっていて0の日を作ると不安になる場合が多いです。

その精神力は素晴らしく良い事ですが、精神衛生上その性格が仇になってしまうこともあります

オフになることがなく常にオンの状態だと何らかの理由で仕事ができない時に空回りをしてしまい無駄に焦燥感が出て消耗してしまいます。

オンとオフを切り替える能力、それも努力に匹敵するほど素晴らしい力なので、オンオフの切り替えはしっかりとしましょう。

自分で何とかしようとする

何もかも自分でしょい込んでやってしまう方も仕事中毒になりやすいです。

今までどんな勉強だろうが仕事だろうが難なくこなせて来た人、他の人に任せるのが申し訳ないと思う人等は特にその傾向が多いです。要するに前者がプライドが高い人、後者が真面目な人、ですね。

特に会社では勤勉な人でYESマンが好まれ、仕事が出来る人には仕事が集まってくる傾向にあります。

今まで自分でできていたから、ここでNOと言ったら周りを失望させたり誰かに迷惑をかけたりしてしまうと言った自責の念を持ち、キャパオーバーでも仕事を引き受け続け、毎日仕事尽くめになり、それが習慣化して仕事が少なくなると不安になってしまう・・・。

筆者の先輩でも非常に優秀な方でしたが、そのようなパターンで体を崩して職場を去って言った方がいらっしゃいました。

モナ
モナ
ワーカホリックは一人でしょい込む人が陥りやすいニャ

ワーカホリックかどうかの判断

ワーカホリックに陥っているかどうかを判断するにはいくつかの要素があります。

常に仕事が頭にある

常に仕事の事を考えている場合、ワーカホリックの可能性もあります。具体的には以下のような行動が目立ちます。

休日でも仕事をする

せっかくの休みの日のはずなのに勝手に休日出勤をしてまで出勤したり在宅で仕事をしている場合ワーカホリックの可能性があります。

もしも会社側が休日出勤を命じていないにもかかわらず意気揚々と仕事に向かう方が周囲にいればその可能性を考慮しましょう。

話題がいつも仕事の話

飲み会の席や友人とドライブに行っても常に仕事の話をしている人は居ませんか?

仕事が好きすぎてどんな時でも仕事の事しか頭にないと、当然話の内容も仕事オンリーになってきます。

周りとしては仕事からようやく離れて上司の愚痴を言ったり、趣味の話をしたりしたいのに仕事の話を振られるとうんざりしますよね。

長時間の仕事が苦にならない

気がついたら定時どころかそろそろ終電の時間・・・なんてこともあるのではないでしょうか。

ワーカホリックの状態では没頭しており、時間が経つのも非常に早く感じてしまいます。

仕事がそれだけ残っているのであれば仕方ありませんが、閑散期でもずっと会社に残っているのは少し異常です。

遊んだり趣味をすると罪悪感を覚える

仕事中毒になると仕事以外の事に対して罪悪感や焦りを覚えるようになります。

休憩しない

仕事の合間にタバコを吸いに言ったり、昼食時にもデスクの前でPCにかじりついてカタカタやっている場合もワーカホリックの可能性があります。

5分ですら休めない、わずかな時間の休憩ですら罪悪感を覚える状態は非常にまずいです。

趣味がない

「あなたの趣味は何ですか?」と聞いて仕事以外の話題が出ない場合もワーカホリックの可能性が高いです。

ワーカホリックは常に仕事のことを考えており、趣味を考える余力がほとんどない状態です。

「趣味にあてるくらいなら仕事」、「そもそも趣味が仕事」と本気で言っている人がいたら気を付けましょう。

家族友人よりも仕事

友人の結婚式や家族との旅行よりも仕事を重要視する方も居ます。

もちろん、仕事に行かなければ家族を養えませんし、その人がいないことで大きな損害を出してしまう際には致し方ない事もあります。

しかし、それが毎回続いて大事にしなければいけない人たちを蔑ろにするのは本末転倒であり論外です。

誰の為に働くのか、それはもちろん人のためですがその中でも最も大切にしなければならないのが誰なのか、じっくりと考えてみて欲しいものですね。

体にも症状が現れる

もちろんワーカホリックが続くと体にも症状が現れてきます。

食事が早い

ワーカホリックの方は食事の時間さえも無駄な時間と考えてしまい、食べる時間を非常に短くしようとします。

昼食の時間になったと思いきや直ぐに食べ終わり、再び机に向かっている人は周りにいませんか?

寝不足

ワーカホリックの場合は食事の時間同様、寝る時間さえも無駄だと感じてしまいます。

結果として起きている時間はほぼ仕事にあて、寝る時間も可能な限り削っているので常に体は限界で寝不足になってきます。

コーヒーやエナジードリンク常備

寝不足になったらどうでしょう、一般的にはカフェインを摂取して眠気を抑えようとします。

カフェインが入っているのはコーヒーやエナジードリンクで、特に後者は強力なものだと数日間徹夜しても感覚を麻痺させて起きていることが可能となります。

机の上に常に眠気覚ましのドリンクが置いてある人は要注意です。

行動が不自然

いくら飲み物でごまかしても体にも限界があります。

常にふらふらしてる、目がぎらぎらしている、ろれつが回らない、すぐにキレるなど、明らかに常人を逸脱した不自然な行動が目立ってきたら仕事中毒の可能性があります。

カズ
カズ
自分では気づけない事もあるから周りの助けも必要かも・・・

危険性

ワーカホリックが続くと非常に危険な事態が起こりやすくなります。

体は確実に蝕まれる

無理に仕事をして体に負担をかけ続けるとまずは体調を崩します

人は睡眠を通して疲れを取り、記憶を整えて臓器を休ませます。

それをしないということは非常に負担がかかり、記憶力は衰え臓器不全で病気にも直結します。

日本生活習慣予防協会ではベストな睡眠時間は6~8時間と出ており、それを下回ると悪影響が出てくると言った検査結果をまとめています。

悪影響が続くと命の危険にもつながり、もはや何のために働いているのか分からなくなってしまいますね。

精神的にも支障が

体が壊れると精神的にもおかしくなってきます。

昔は温厚だったのに急に気が荒くなり人を攻撃する、すぐに怒鳴る、会話が通じない。そういった症状につながってきますし、仕事がしたくても体が壊れてしまっているため仕事が出来ず、罪悪感に陥り、でも動けないと言った悪循環から鬱やストレスにつながることもあります。

それが悪化すると自ら命を絶ってしまう・・・なんてことも。

体と心は密接な関係にあるので、自分の体に不調が出たら真っ先に病院に行き、周りにそういった人がいるなら半ば強制的にでも連れて行きましょう。

100%を出し切れなくなる

人は心身ともに健康でなければ100%の実力を出し切れません。

寝不足で試験を受けても文章すら入ってきませんし、病気の状態で50m走をしてもベストスコアを出せるはずがありませんよね。仕事でもそれと同じです。

普段の2倍仕事をしても仕事効率が半分以下なら結果は1以下になってしまいます。

ただただ時間を割けば良い、時間を割いていれば安心するというのは一種の錯乱状態であり、しっかりと効率面で考えられていないので時間的にも体力的にももったいないです。

スポーツ選手しかり音楽家しかり、本物のプロは限られた時間で全力を出し切り練習もだらだらとはしないので、ケジメが付けられず常にONの状態の仕事は非常に非効率でアマチュアがやる事です。

人間関係の悪化

仕事に追われて人付き合いが疎遠になったり、精神的に不安になり人に攻撃的になったりすると周りの人たちも離れていきます。

気がついたら友達が周りに誰も居なかった。連絡する人がいなくなっていたというのもよくあるパターンですね。

また最近では仕事の定年と同時に配偶者から離婚を突き付けられる熟年離婚という言葉もよく聞きます。

離婚を突き付けられた側からしてみれば「家族の為に働いていたのにどうして離婚されなきゃいけないんだ!」と言いたいでしょうが、相手に不快な思いをさせてまで仕事を優先するのは自分本位な行為であり、口先だけの人の為、つまりは偽りです。

そんな人は家族の意見をまったく尊重せず時間を蔑ろにしてきたため、離婚されて当たり前ですよね。

ラク
ラク
良い事が全くないじゃないか

対策

ではワーカホリックに陥ってしまったらどうすれば良いのでしょうか。

実際に筆者が仕事中毒やゲーム中毒から抜け出した裏技をお教えします。

仕事を遠ざける事はあきらめる

よく他のサイトなどでは一旦仕事を辞めてみる、休日は仕事をキッパリ忘れてみる等書いてありますが、それが出来れば苦労しませんしそもそも検索しません。

タバコ中毒の人にタバコを辞めましょうと言っても簡単にやめられないのと同じです。

無理やり引き離したり自分に負担をかけて仕事から離れるのは悪影響もあるので強制的に遠ざけたり辞めるということは諦めましょう。

複数の仕事を持って視野を広げる

ではどうやって解決すればいいのか、あくまで筆者の場合の一例ですが、複数の仕事を持ってみる事です。

今まで会社での仕事にのめり込んでそれしか見ていなかったけれど、例えばYoutubeで動画をあげてもそこに人が集まり収益が発生すれば仕事と言えますし、筆者のようにサイトを作ってスポンサーを付けても十分に仕事になります。

営業だけやっていた人は会社に掛け合って経理をやってみたりと業種をかえるのも良いかもしれません。

複数の仕事を持ったり、経験したりしても結局仕事をしているなら意味ないじゃん!と思われるかもしれませんがそれは違います。

複数の仕事をすることで視野が広がり、物事を今まで見えていなかった視点で見ることができるようになります

私も自分の体験を通し、ただ時間だけを費やし生活を削ってまで仕事をすることはナンセンスだということに気付きました。以下はその体験談になります。

数年前の話ですが、筆者は事務仕事が苦手でなかなか覚えられず劣等感もあり、会社に入り浸って仕事をしていた時期があるのですが、あまりにも無理をしたため帰宅後ぶっ倒れたことがあります。その時は軽く鬱状態になり仕事をしないといけないけど仕事を考えると吐きそうになると言った矛盾した状態になっていました。

その時に現実逃避から昔好きだったゲームを少し触り、何気ない気持ちで攻略ブログを見ていたのですが、そのサイトには広告が張られており収益報告云々のページも貼られていました。

当時はアドセンスやアフィリエイトに関してまったく知識がなかったのですが、ふと興味本位でそのページを覗いてみると嘘か本当か真実は分かりませんが、当時の筆者の給料の倍ぐらい稼いでいるとの報告があり、かなりの衝撃を受けました。

「自分は時間を削ってまで働いてもこれだけしか貰えないのに、このサイトの管理人は楽しそうに好きな事をやってこんなに稼いでいるのか・・・」

と。

そこからは見よう見真似で自分もサイトを始めてみたのですが、これはこれで非常に楽しく、いろんな方からコメントをもらえたりレスポンスを得られ感謝され、ついには企業からスポンサーの案件も貰えて非常に良い刺激になっていきました。

会社で閉じこもって働くのだけが仕事じゃない。仕事は世界にたくさんあり、自分が好きな事でも仕事になるんだなと一気に視野が広がった気がしました。

いま缶詰状態で手を付けている仕事しか仕事を知らない方は是非、他にどんな仕事があるかを見てみるのも良いです。

視野が広がると多様的な考えができ、中毒状態で消耗しながら仕事をしているのが馬鹿らしくなります。

趣味も仕事だと考えてみる

視野が広がったおかげで今やっている仕事以外にも多くの選択肢がある事に気付きました。

なら仕事と思われないような趣味や好きなことも仕事になるのでは?好きなことを仕事に繋げて見ようという考えが生じてきました。

とはいっても今まで仕事しかしてこなかったのに急に趣味や仕事を見つけるのは困難なものです。

そんな時は周囲の人の趣味を真似してみるのも良いかもしれません。

筆者の場合はゲームは好きでしたが、それ以外に思い当たるものがなかったので友人の趣味を真似してアクアリウムを始めてみたり検索で「趣味 おすすめ」で調べてヒットしたランニングや料理を始めてみたりしました。

最初のうちはこれらをしていてもやはり罪悪感があり、お金を生む仕事をしたいと思うこともありましたが、例えば料理を作って家族にふるまって美味しいと行って貰えたり、アクアリウムを見てもらって「綺麗!俺もやってみよw」とかいって貰えたりすると非常に嬉しく思い、これも人の為になった、すなわち仕事なんだなと感じるようになってきました。

悪い癖でそこからいかに収益化するかと言った邪な考えも出たりはしましたが、今まで詰め込んでいた仕事を少し手を抜いて、代わりに他の事に手を出すことで時間的にも心にもゆとりができ、色んな事に打ち込めるようになり世界が広がったように感じます。

また、色んな趣味を持つことで今日はこれをする、明日はこれをすると言ったスイッチを切り替えることができるようになります。

ワーカホリックの方の場合特にオンオフの切り替えが苦手なので、まずは複数の項目の切り替えから練習するのが大切ではないでしょうか。

バランスが大事

筆者の中で最終的に大事なことはバランスだなという結論にたどり着きました。

仕事をし過ぎても効率は悪くなり、一つの事に打ち込みすぎると必ず限界は来ます。

視野を広げて色んな知見を手に入れたうえで仕事をするとぐっと時間を短縮出来たり、健康的で丈夫な体を手に入れることができて成果も上がってきます。仕事に遊びを取り入れると色々と見える世界が変わって見えてきます。

良く学びよく遊びよく働く。バランスよく活動できる人が最終的には成功するんですよね。遊びを知っている営業マンは人の心をつかむのも上手く、すぐに成果を出します。

人に頼ることも忘れずに

どんなに優れた人でも全てを一人でこなすことはできません。そのために家族があり組織がありコミュニティがあります。

どうしても仕事で行き詰ったときは一人で解決しようと時間を費やすのではなく家族や友人に知恵を借りるのも手です。

三人寄れば文殊の知恵というように、全く畑違いのド素人からも今までなかったような答えが飛び出てきて衝撃を受けることも十分にあります。

抱え込むのではなく共有する、一人でできない時はみんなで解決する。非常に大事な事です。

カズ
カズ
普段から周りの人との良好な関係を築くことも大事だね!
モナ
モナ
人とのつながりは資産だニャ

まとめ

最後の方は筆者の体験談も混じり少し主観的で分かり辛い文章が混じってしまったかもしれません。

しかしワークホリックは一種の病気ともいえる症状であり、危険を孕んでおり放置しておくのは非常に危険です。

自分がやばいなと思われる症状が出たら直ぐに自分を見直すことも重要ですし、周りにそういった状況に陥って気付いてない方がいたら手を差し伸べるのも大事です。

戻るには時間がかかることも事実ですが、乗り越えればさらに視野が広がり人生もより良いものになるので根気よく乗り越えて行きましょう。

仕事術

Posted by ts