ブラック企業の見分け方は?新卒や転職で後悔しないために





こんにちは、TSです。
現在はITの普及による働き方改革や景気の回復によりあらゆる企業が方向性を見直し、減りつつある労働力を大切にしようと言った動きが強まっています。
しかし一方で会社や上層部の為だけに社員を使いつぶすブラック企業といったものも蔓延っており、気付かずに入社すると低賃金で過重労働させられ体も心も追い詰められてしまいます。
そういった企業に入らないためにはまずブラック企業がどのようなもので、どのような傾向や得業があるかを就職前に調べる必要があります。
いかにブラック企業なるものの特徴と見分け方等を細かく書いていくので、もしこれから受けようとしている企業にその気配があるのなら慎重になったほうが良いかもしれません。
ブラック企業とは
最初にブラック企業にはどのようなものがあるのか、一例ですが触れていきます。
低賃金
ブラック企業では社員を大事にするという考えがそもそもないため、安く長く使おうという考えをすることが多いです。
結果サービス残業などで時間外ではお金を払わない、そもそも基本給が低い、よくわからない控除でガッツリ給与が引かれているなどあらゆる手段を用いて労働者に渡すお金を少なくしようと模索しています。
拘束時間が長い
給与は安いけど束縛は長くして多くの成果を生み出そうと目論むのもブラック企業の特徴です。
周りの企業が18時頃には帰っているのに自分たちは終電に間に合わない、朝まで残業して会社で寝泊まりをしている。そういう方たちが一定数居るのも事実です。
人間関係が劣悪
中には人間関係が最悪で、二十歳を超えた大人がそういうことをどうどうとできるの?と目や耳を疑うような事が常態化している企業もあります。
ある県では先輩が後輩に対して日々「辞めろ」「死ね」等の暴言を吐き、実際に鬱になってしまった交配は自殺してしまったという事件があり、ここまで酷くなくてもやたら人のミスに対して嫌味ったらしくネチネチと責めてくる人がいる会社があるのも事実です。
多少であれば嫌味ったらしい人がいるのも仕方ないですが、度が過ぎている、数人そういった人がいる環境はホワイトな職場とはかけ離れていると言えます。
人がすぐに辞める
劣悪な環境では従業員も長い間働こうと思うことなどなく、結果的に人がすぐに辞めていきます。
結果的に流動性が高くなり、しょっちゅう新しい人に入れ替わり上層部だけが常に同じ顔触れとなっていきます。
そんな中では教育も上手くいかず、企業が収益を出すこともできないため結果として採用にコストがかかり減益しの悪循環が生まれていきます。
コンプライアンス意識が低い
意外と思われるかもしれませんが、ブラック企業は従業員だけでなく法令に対してもずぼらなところがあり、コンプライアンスを意識していない場合が多いです。
社内でも当たり前のように社員がSNSを使って業務内容を暴露していたり、36協定に違反したり某メディア企業のように他のサイトから情報を引き抜き、ばれない具合にリライトを加えて大問題になる等。
そういった企業は一時は儲かっていても多大な賠償金の請求や株価の大暴落などのリスクがあり、将来性が見込めないためブラック企業のカテゴリに入ります。

ブラック企業の見分け方
次にブラック企業の見分け方になります。
常に求人が出ている
ブラック企業は人がすぐに辞めるため常に人が足りず求人を出していることが多いです。
ハローワークなどでいつもこの求人を見る、気になる企業のHPに行くと常に求人が出ているという場合はブラック企業と思って間違いないでしょう。
筆者は以前ホワイト企業に勤めていましたが、辞める人は筆者のようなアホかよっぽどやりたいことがあるような人で、定着率も高く辞めようとする人は少なかったです。
逆にブラック企業だと定着率も下がるため、すぐに人が辞め枠が開くために常に求人が出ることになるわけです。
3年離職率をチェック
人の流動性の高さを見るにはもう一つ方法があり、それは3年離職率を見る方法です。
3年離職率とは入社た新卒者のうち何%の人が3年以内に離職したかを表すもので、厚生労働省が発表した資料によると3割が3年以内に離職していることになります。
要するに3割程度人が辞めるのは仕方ないとして、その平均が3割より上回っていればヤバイということになります。
3年離職率は四季報に乗っているので、忘れずに用意しましょう。
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口コミサイトを見る
数値だけの客観的なデータだけでなくその職場で働く先輩や既に辞めたOG、OBの生の声を聴くことでも判断できます。
筆者がよく使うのは以下の2サイトになりますが、転職エージェント等に登録し、進めてもらった際は必ず退職理由をメインに読むようにしています。
こういった内部の事情を聞くことは面接や会社訪問でもなかなか難しいので、こういったサイトは積極的に利用していきましょう。
面接から内定までの時間が早すぎる
大抵の会社は面接が出てから内定を出すまでに上層部で話し合ったり求職者の要望や能力をじっくり見極めるため一定の時間を設けます。
しかしブラック企業の場合は人手が足りなく、少しでも囲い込みをしたいためその場で内定を出してしまうことが良くあります。
面接で抽象的な話しかしてこない
面接の際に労働条件や業務時間の長さ、事業内容等踏み込んだ話をしても濁される場合は公共の場で答えられないような実態がある事が多く、答えが抽象的で曖昧になっている可能性があります。
違和感を覚えた場合は踏み込んだ質問をわざとして、それでも逃れようとする、不機嫌になるなどの対応を取られた場合は要注意です。
人によっては感覚が異なることも
人によってはブラック企業でも、他の人にとって見ればホワイト企業の場合もあります。
筆者の知り合いでずっとゲーム業界に憧れており、苦労の末に転職を成功させた方がいらっしゃいました。
その方の前職はある素材メーカーで年収も良く常に定時帰りだったのですが、転職後のゲーム業界では毎日終電ギリギリで給料も少し下がったと言っていました。
筆者からしたら転職後の方がブラック企業に思えますが、本人はそれがずっとやりたい仕事だったらしく、「時間を忘れて仕事にのめり込める!」と活き活きと話していました。
中には年収が低くてもやりがいがあるから、拘束時間が長くてもその分稼げるからなどポジティブな意見を持つ方も多く、そういった方の場合はブラック企業の定義が異なってくるのでここに挙げた中でも「これはブラックじゃなくない?」「他にもこれはブラックだよ!」と言った意見は出てきておかしくないと思います。

ブラック企業に入らないために
企業からの内定をもらったからと言ってそこしかないと飛びつきたくなる気持ちも分かりますが、承諾する前にしっかりと慎重に動くようにしましょう。
入社前に労働条件を確認
まずは内定を貰ったら二つ返事で行きますと返すのではなく、さらに詳しく会社の事を聞きたいので一度面会できませんかとこちらから動くことも大事です。
本当にその人を必要としている企業であればそういった要望にも丁重に答えてくれますし、実際筆者も新卒で内定をもらった数社にはすべてそういったお願いをし、最終的に答えてくれた企業に入社しましたが外れはありませんでした。
少し試すような感じで嫌な方もしらっしゃるかもしれませんが、こういった事に面倒がらずに答えてくれる会社はそれだけ余裕もあると解釈できるので、慎重すぎることは悪い事ではありません。
内定承諾後もやばいと思ったら辞退する
会社の内定をもらって承諾した後でも辞退することは可能で、実際筆者も契約書まで書きましたが難なく辞退した経験があります。
筆者の場合は転職しようとして辞退したので、新卒の場合は少し勝手が違うかもしれませんが大体流れは同じで、採用担当者に連絡する→理由を説明して納得してもらう→揉めるようであれば労働基準法第5条を話に出し弁護士を立てると言ったちょっと面倒な流れにはなりますが、使いつぶされて死ぬよりはマシです。
やばい、という直感は大体あっていることが多いので身の危険を感じたら保身第一にしてください。
万が一入社してしまったら
中には採用活動中はブラック企業であることを気付かれないよう巧妙に動き、いざ社員が入社して初めて化けの皮が剥がれるなんてこともあります。
そういったときは速攻で辞めることをお勧めします。
確かに入社後にすぐに辞めて求職活動する第二新卒はデメリットも大きいですがメリットも当然あります。
ブラック企業を辞める手順は下記に記したので是非ご一読を。

まとめ
ブラック企業の見分け方は一見難しいようで実はそうでもありません。
データに基づいた客観的な視点、実際に働いている人の声など主観的な視点、どちら側からでもアプローチすることが出来るのでまずは徹底的に調べることに尽くしましょう。
話は変わりますが、少し気になる人がいたとしてアプローチしたいと思ったとき、その人のSNSや名前を検索することもあるのではないでしょうか。
それを企業バージョンでするようなものなので躊躇わずに行動しましょうw
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