出世をしたくない!その理由に迫りつつ上手な断り方を伝授!




こんにちは、TSです。
少し前までは誰しもが出世をしたいと願い血眼になり仕事にかじりついているような時代だったそうです。
しかし時代が移り変わり今では筆者を含め、周囲でも仕事より私生活を優先する人が増え、若い人の出世欲がなくなってきていると上司は嘆いていました。
今回はなぜ出世したくないかその理由を当事者目線で書いていくとともに、実際に出世話を断った人を見てきた身としてどういう断り方をしていたか、断ってどうなったか等も書いていこうと思います。
出世したくない!けど自分の場所を失いたくない!と思っている方は是非参考にしてみてください。
出世をしたくない理由
出世をしたくない理由ですが、その理由は複数あります。
そこまで昇給しない・手当がつかなくなる
大きな理由としては出世をしたからと言って必ず給料が上がるとは限らないことが挙げられます。
役職が付くと役職手当が付いたり、年俸が決まったりしますがその分残業手当を含む福利厚生がつかなくなると言ったデメリットがあります。
特に出世して役職が上がったばかりの時は総じて給料が下がる傾向にあるので出世を毛嫌いする方が多くいらっしゃります。
筆者は経理の仕事柄、給与の振り込みを行い他の方の給料が見れてしまうのですが、実際に出世したのに給料が下がっている人を多くみてきました。
責任が重くなる
給料が据え置きであるにもかかわらず、責任だけは大きくなります。
部下の失敗も上司である自分の責任になりますし、不可抗力で起こった事故に対しても謝罪すると言った理不尽なことが起き、耐えられなくなることも。
特に中間管理職は下のミスをカバーし、上から怒られと、ストレスが半端ないそうです。
仕事の割合が増え自分の時間が減る
残業手当がつかないだけであって残業がなくなるわけでは決してありません。
会社によってはいくら働かせても給料は変わらないからと役職が上がった瞬間に膨大なタスクを課すこともあります。
自分の時間が欲しい、余暇時間を有意義に使いたい!と言った方には特に毛嫌いする傾向にあります。
最前線で仕事をしたい
出世すると管理職に回り、少なからず現場から離れてしまうこともあります。
黙々と作業してものを作ったり、最前線でお客さんと関わりたい人にとっては好きだった仕事から離れてしまいやりがいをなくしてしまうと言った事も起こりえます。
人は環境が変わるのが嫌いな生き物なので、普段の慣れ親しんだ仕事、環境からはなられるのは大きなストレスになってしまうのです。
部下を持ちたくない
役職が上がると必ず自分の部下が増えます。
おとなしく言うことを聞いてくれたり、自分から考えて行動できるような有能な部下ができれば言うことないのですが、筆者のようなダメ人間が下についてしまった場合、目の当てようがありません。
それでいて部下の個人都合で退職しようものなら何も悪い事をしていないにもかかわらず査定を下げられ減給・・・なんてこともあり得ます。
ここまでくると泣き寝入りですよね。

出世の上手な断り方
出世が嫌な理由の一例としていくつかあげさせていただきました。
では実際に自分に出世の話が来たらどのように断るのが良いでしょうか。
上手く往なす方法としていくつか職場の方から学んできたので、その方法をご紹介します。
家庭の事情を持ち出す
一番スタンダードに断れる手段が家庭の事情です。
幼い子供がいて面倒見てくれる人がいない、親の介護をしないといけない、だから時間が取れず早く帰らないと言えば理解されやすい傾向にあります。
しかしあくまでそういった事態に該当する家族がいて成り立つので、要介護の方やお子さんがいない場合は通用しません。嘘をつくのは絶対に辞めましょう。
普段から仕事ができないフリをする
一般的には仕事ができる人が早く出世していきます。(会社によっては逆もありますが・・・)
なので、普段から仕事ができないように、最低限の動きしかしていなければ自分の元に出世の話が来る可能性自体がぐっと減ります。
しかし職場での評価を下げ過ぎると出世のチャンスを逃すだけでなく、経営が傾いたときに最初にリストラの対象になるのでほどほどに頑張る、程度が一番良いと思います。
現場で誰よりも実力をつける
先ほどの話と矛盾しているように聞こえますが、ある特定の業種や職業ではその人がいなくなると現場が回らなくなる場合があります。
そういった人は現場から抜けて出世してしまうと会社に悪影響を与えてしまうので、出世しない傾向にあります。
いわゆる職人タイプと呼ばれる職で、特殊な技術や資格を持っている方がこれに該当します。
出世しないために特殊な技術を身に着け磨くというのは自分のためにも会社のためにもよくwin-winの関係に慣れるので先ほどまで勧めていた方法よりもオススメします。
あまり詳しく書くと怒られてしまうので書けませんが、筆者の会社でも金型職人という方がいらっしゃいまして、その人一人しかできない仕事があるため出世せずに現場で働いていらっしゃいます。
それでいて代わりが居ないので会社からの待遇も抜群で中途半端な管理職の方よりはるかに給料をもらっているそうです。

出世を断るリスク
色々な理由を並べてうまい事出世を回避できたとしても、会社側の意志に背いたことになりリスクが発生することも忘れてはいけません。
考えられるリスクは下記のようなものがあります。
出世のチャンスがなくなる
一度断ると上からは向上心が無い奴、素直に言うことを聞いてくれない奴といったレッテルを貼られてしまい、二度と出世の話が出てこないことも考えられます。
いざ名誉が欲しい、周りの人たちが出世し始めたから自分も出世しないとまずいと焦っても後の祭り、なんてことも。
せっかくのチャンスなのですから一度、本当に断ってもいいのかじっくり考えましょう。
会社から疎まれる
素直に会社の命令に応じない人ということで認識されてしまい、会社から疎外されることもあります。
一人だけ嫌われて飲み会に呼ばれなかったり輪に入れなかったりなどなど。人間関係に亀裂が入ったパターンも見てきました。
また、若いうちは問題ないですが歳を取ってくると、良い年齢なのにどうして出世していないんだろうと若い人たちにも疑問を抱かれ、難ありな人、仕事ができない人と思われることも考慮しなければいけません。(実際断っているので難ありな事は否定できませんがw)
無理やり昇進させられることも
誰を出世させるかと言った事は本人の意思関係なしに秘密裏に役員会議などで決まってしまうこともあります。
上司に呼び出され、いよいよ出世に関する打診かなと思ったら、「君の出世が決まったから。」と一方的に言い渡されて話し合いの場すらもらえないこともあります。
一度決定してしまうと覆すのはほぼ不可能なので、その場合はあきらめましょう。ここで意地を張って断る態度を貫くとかなり印象が悪化してしまいますよ。
査定に響く
断ったから露骨にボーナスを下げてやる!なんてことはよほどのことがない限りほぼほぼありませんが、断らなかった場合に比べて印象は良いわけがなく、査定にも響いてきます。
去年より貰える額があまり増えていない、今後も増えにくくなった、などのリスクも考慮しておきましょう。
お金は大事ですよ。
後輩に抜かれる
出世を断ることで出世に関する打診は後輩に回っていきます。
自分より後に入社した人や若い人の方が自分より上のポジションに就いて上司となるわけです。
今まで教えてきたり面倒見てきた人に管理されるというのはよっぽどできた人間でないと耐えきれないですよ。
また、上に行った人にとっても今まで敬意を払っていた人が自分の下に就くわけですからかなりやりづらいです。
私の上司もさらにその上司を抜いてしまい、言いたいことをズバっと言えずに辟易していました。

リスク対策
上記の通り、出世を断ることで様々なリスクが生じます。
しかしそのことをあらかじめ把握しておくことで、リスクを最小限に抑えることも可能です。
出世に迷う段階は若い方が多く、今からリスク対策をしても十分に間に合うので一度対策についても考えてみてください。
自分しかできないスキルを手に入れよう
どこでも通用するスキルや資格を取得できれば出世できなくても会社の役に立てますし、万が一リストラにあってもすぐに次の仕事を見つけられます。
どこでも通用するスキルで他の人が持っていないとなると難しく思われがちですが、プログラミングや英語と言った需要が高いスキルは学習環境も整っており、尚且つ人手不足と言われています。
学ぶ際は資格を通して学ぶと体系的に学べるので視野を広げてみてはいかがでしょうか。
プログラミングを主としたIT系のスキルは下記のページに纏めてあるので気になる方は参照してみてください。
いざとなったら転職準備
出世を断って居づらくなってしまったら最悪転職を考えます。
そもそも出世したくないということはその職場、その仕事内容に満足していない、と言った考えもできるので、心機一転して色んな職種を見ても良いかもしれませんね。
ただある程度年齢が行ってからの転職活動はどこも受け入れ先がなかったり、入ってから覚えるのが辛かったりで茨の道になりかねません。
行動するなら若いうちに決めてしまいましょう。
副業で収入があると最強卍
今の時代は個人でもフリマアプリで物を売ったりブログやyoutubeで収入を得たりと多様な稼ぎ方が出来るようになっています。
会社に属しつつ、それ以外にも収入があるとどちらかの道が閉ざされてしまっても人生詰むことがないのでオススメです。
ブログは参入者が多すぎて稼げない、Youtuberは増えすぎたと言われていますが、まだまだ誰もやっていないジャンルはあるのでそこを責めるとチャンスはいくらでもありますよ!

まとめ
今回は出世したくない方の理由と、打診に関する断り方、断った際に発生するリスクとリスクの低減方法をまとめてご紹介しました。
出世をしたくないというのはある意味ぜいたくな悩みであり、誰にでも訪れる事ではありません。
せっかく舞い降りたチャンスであることに変わりはないので、本当に断るべきか、今後遠い将来を見据えると一時的な障害でしかないこともあるので、今一度考えられるメリットデメリットを考慮した上で慎重に決めるようにしましょう。
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